↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

使徒契約解除‼

「でかい門だね。」

「ああ、なかには、この門と同じぐらいの大きさのやつもいるからな。」

「ここで、一旦、現生の姿に戻されるんだ。そうやって、間違ったやつが入ってこないか見張っているんだ。」

「まちがって入り込んだ奴は、どうなるの?」

「おれも、間違って入り込んだ奴は今までみたことがなかったが、たぶん追い返されて生き返るか、消滅するかだろうな?」

「さあ、入るぞ。中で、君のお母さんも待っている。」

「どうした、何をためらってる。」

「この猫は、大丈夫だ、俺の使徒だから。この門は、出たり入ったりできる。また、会いたいと思えば会えるさ。多分。」

「見つけるのが、大変になるだけだ。」

「わかったよ、さあ、みんなでお母さんに会いに行こう。」

門をくぐって、しばらく歩いて行くと、ひとりの女性が近づいてきた。

顔をみれば、それが彼女のお母さんだということがすぐにわかった。

「あなたが、私の娘なの。」

「そうだ。」と死神が言った。

「随分、大きくなったわね。」といって、彼女を抱きしめた。

彼女の方は、しばらく戸惑っていた。

仕方がない。母親の記憶が無い。

それでも、涙を流して自分を抱きしめる女性の姿を見て、

「お母さん、と言って泣き崩れた。」

「さあ、行くか。」そう言うと、死神は、ぼくの首の後ろをつまんで歩き出した。

しばらく行くと、大きな建物が有った。

看板には、使徒登録所と書いてあった。

中に入ると、大きな鏡が置いてあった。

その前に立つと、死神と黒い猫の姿が映し出された。

それから、鏡の中の黒い猫の姿は、16才ぐらいの長い黒髪の少女の姿に変わっていった。

死神は、おもむろにひざまずいて、

「姫様、やっと会えましたね。」

「この時を、どれほど待っていたか。」

「何を言っている、死神。」

「そのお姿は、まぎれもなく姫様です。」

その時、頭の中に声がした。

『この使徒を登録しますか?』

死神は、その問いに

「登録しない。」ときっぱり答えた。

その途端に、ぼくは、頭を巨大なハンマーで殴られたような衝撃とともに気を失った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。