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『キリトリセカイ』Vol.02(101~200)  作者: 百字八重のブログ


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7/10

107 / 出過ぎない杭


私の時間は有限である。


今日、5回目のデートの待ち合わせで、5回目の遅刻をしてきた彼氏を振った。

人の時間を何だと思っているのか。

本当に私のことを大事に思っているなら、私の時間を無駄にすることなど選択肢にないはずだ。

ああ腹が立つ。

でもイライラは体の毒だ。

人間はイライラするほどストレスがたまり、その分寿命が縮むのだそうな。

インフルエンサーがティックトックで言っていた。

おそろしい。

でも、私は、なんでもかんでもインフルエンサーの言うことを聞くその辺のZ世代とは一味違う。

私は、自分で着る服は自分で選ぶし、食べるものだって映えなど気にせず、自分の食べたいものを食べる。

そりゃあ、全身コーデや料理の写真を撮ってアップすることは日常茶飯事だけれど、そのぶん、色彩検定やカラーコーディネーターの資格を取ったり、カメラワークの勉強会に参加したりもして、自分なりの力をつけてきた。

もちろん、撮った写真を加工したりはするけれど、それだって、自分のセンスに合うものしかアップしてはいない。

そこが私が「彼ら」と違うところだ。


さきほど、私は時間にうるさいと述べた。

けれど、レジで現金の支払いをする人を待っている時や、病院で待たされている時などにもイライラするのかと問われれば、答えはノーだ。

待つべき時には、私はおとなしく待つことが出来る。

たとえば、スマホをいじったり、鞄に入れていた文庫本を読んだりして。

今時何でもタイパタイパで、みんなせかせかしすぎなのだ。

大人ならば、落ち着いて、時には待つことそのものを楽しむ余裕を持ちたい。

と、最近読んだ本に書いてあり、大いに納得した。

こういう点も、私が「彼ら」とは違うところだ。


私は、「彼ら」が好んで聞くような音楽に影響されることはない。

そりゃあ、流行している歌を聞きはするけれど、それはリズムを楽しんだり話題に乗り遅れないようにするためで、大切な自分の思いを乗せるためではない。

私の思いは、何百万人と共有することが前提のコピペ可能な音楽などには、決して重ねられない、唯一無二のものなのだ。

そんなことを考えているのも、「彼ら」とは違う点だろう。


私が「彼ら」と呼ぶ、同年代の「Z世代」の人々。

同時代を生きていくなかで、私たちは「らしさ」を求める。

「らしさ」って何?

そんなことをAiに尋ねながら、今日も私は最低限の協調性を維持しつつもマイペースを大事に生きていく。






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