第50話〜恐怖
おはようございます。遅くなりました。書かせていただきました。よろしくお読みになっていただけましたら幸いです。登場人物たちは次々と邂逅を果たししていきます
純一は、急に心細くなってきた。廃墟の中から、街道脇の草むらの中から突然何か得体の知れないものが飛び出してくるのではないかと 恐怖し始めたのだ。
考えてみれば この短い間ではあるが不気味な生物の新種が生まれたとも限らない。純一の背骨を冷たいものが這い上がっていくた気分だ。
彼の目の先遥か向こうを、巨大なトラックが走り抜けていくのを見た。
━━荒っぽい 運転をする者もいるものだ。彼は思った。荒廃した世の中で 取り締まりもしっかり為されていないのだろう。
純一は、自らのバックパックから、ノート大 のウェアラブル・デバイスを取り出した。そして起動する。バッテリーは予備のモバイルバッテリーも含めれば5時間分以上はゆうにあった。
まず最初に、マップを確認した。現在の位置。目的地。道路状況の情報。順に確認していった。家を出る前に確認してきたマップの情報と現在位置、照らし合わせても、何らかの間違いは 見受けられなかった。追跡行は
、順調に進んでいるように見えた。
ふと、目を上げて遥か遠くを見遣ると、何らかの構造物が見えた。
彼はすぐに 双眼鏡を取り出した。構造物を確認する。
石造りの廃墟のようだった。以前はある程度 巨大な建造物 だったようだが、壁も屋根もかなり崩れ落ちていて、もともと何の建物になったかわからないくらいには荒廃していた。しかしそこで何か違う異物のようなものを発見した気がした。
もう一度双眼鏡を覗いてみる。
あ!
彼は声を上げた。それは、大型のトラックのようだった。廃墟の脇に駐車してるような感じ。中の人物までは見えなかったが、停めていても盗難に合わないということは、運転手は近くにいるということであろう。
しかもそのトラックに彼は 見憶えがあった。
純一は、そのトラックの居場所までは全力で歩こうと決意した。大地に砂埃が舞っていた。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。使いも乞うご期待。よろしくお願い申し上げます。




