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悪夢のゴミ拾いウォークは偽善なのか?  作者: 孑孑(ぼうふら)
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第49話〜外界

おはようございます。遅くなってしまいました。ともかくも書かせていただきました。ある人物の再登場です。いよいよ 引きこもりから脱するのでしょうか?もし お楽しみいただけましたら幸いです。

遠山純一は歩いていた。もうかれこれ何時間も歩いてるような気がしていた。

確かにそのくらい歩いていた。こんなに長い距離歩くのは実に三年ぶりだ━━。

純一は考えた。果たして 目的地に向かって歩いているのかどうかもわからない。パソコンからの情報で 目星をつけた地点の座標はすべて頭の中に叩き込んであったし、それと地図とを照合してあるから、迷子にはならない自信はあった。が、蛇の木街道はどこまでも曲りくねり、方向感覚を失わせるのだ。

ただし、純一は何の考えもなく歩いている訳ではなかった。

街道を車が通ったらヒッチハイクをするつもりでいた。少しでも体力温存するためにはそれが一番よいと思えたのだ。歩行距離は短くしたかった。

しかし、猛スピードで駆け抜けていく大型トラックはなかなか停まってくれさえしないのだった。あれだけの荷物を積んであんなスピードを出していたら、停まるのも一苦労なのであろう。

そういえば━━。

容疑者である彼らは、燃料や食料の調達に一番苦労しているはずだった。あれだけ顔を晒してしまったのだから、普通に商店に入って購入するのにも危険がつきまとうに違いなかった。

ならば密かに盗み出すくらいしかないだろう。だが、それも容易なことではうまくいかないに違いなかった。街が荒廃する前に市民は、大量の物資を買い占めようとしていた。誰も彼も、である。ならば、倒壊した民家の中に、彼らが喉から手が出る程欲しいなにかが貯蔵してあっても不思議ではない。だがしかし、人々が考えることは皆同じなのかもしれなかった。皆、その貯蔵庫を狙っていたとしたら。空き巣をやり続ける輩は後を絶たなかったのではないか?ならば、隠された食料物資などとうの昔に全て盗り尽くされてしまっていると考える方が正しいに違いない。それが正論だ。


純一はふと心配した。

━━僕は一体、こんなにも無防備に歩いていていいのだろうか?先ほども 考えたが、この世界には泥棒だの窃盗犯 だの 恐喝だの、ひったくりだの、あらゆる 犯罪者がうしているのではなかろうか?



お読みになっていただきました 誠にありがとうございました。

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