第46話〜暗転
吐かせていただきます。いつもなく眠いです。おコーヒーでも飲みましょう。次も書かせていただきます。暗転が起きました。今後のストーリーは?
治五郎が先頭に立って侵入していった。
ジルコは、セイタカアワダチの木の実は食用になると知っていたから、その丸い実をもぎ取り、一口齧った。
「んめえ。カムランのおっさんも喰いなよ。うめーぞ」
実を一つ渡した。が、カムランはそれには口をつけることもないまま、捨ててしまった。「あー、勿体ねー。罰当たるぞ」
ジルコが笑うと、
「私が先陣を切る。それをきっかけにして、君も参戦するのだ。いいな?」
ジルコの耳に唇をつけるかのようにして 小声で言った。ジルコは返事するかどうか迷っていた。
「そう油断させといてオレをやっちまおう、ってのはなしだぜ」
カムランは大きく首を振った。そんなことがあるわけがない、と。そして、
「あの運転手の方は後でいい。利用価値があるからな。先にあのババアをやる。ババアの方が簡単だろう?」
二人の内緒話が終わった。先頭を歩く治五郎を観る。彼は後ろを歩く カムランたちのことなんて全く気にしてないような顔をしていた。
治五郎とモブリーは、冷蔵庫を見つければ中の確認をし、棚はひっくり返して中身のめぼしい物だけを選び盗り、タンクがあれば 中身の匂いを確認し、袋を見つければ 中身を全てぶちまけ、窃盗を繰り返していた。
カムランたちも同じことをしているようなフリをした。治五郎は彼らのことを信用しているようだ。
━━騙される前に騙さないと死ぬぜ。
ジルコは心のなかで叫んだ。
モブリーが、新たなる部屋を見つけたようだった。それは バスルームに見えた。彼女は蛇口を捻ったりなどしている。
勿論、水など出まい。
カムランはジルコに目配せした。ジルコは、それだけで全てを悟ったようだった。物音を立てずにバスルームに近づいた。右手に石斧を握りしめていた。彼女が表に出てくる瞬間を狙うのだ。どのくらい待ったろう?しばらくして、ふう、という 溜息と共にモブリーが顔を出した。その瞬間だった。
一瞬にしてジルコの丸い 頭が消滅した。かっちゃん、という轟音が響いた。治五郎は、そばにはいなかったから被害を受けなかった。カムランは、腰を抜かした。
お読みになっていただきますけど 本当にありがとうございました。




