第38話〜コンテナの中では
吐かせていただきました。同行いたします。ガムランと ジル コモン 再び ストーリーに合流してきました。この先どんな 旅が待っているのでしょうかる消して楽しい旅ではなさそうです。お読みになってあげてくださいませれ
コンテナがそのまま荷台となっているタイプである治五郎のトラックは、お世辞にも 乗り心地がいいとは言えなかった。車というよりは作業用機械といった感じで走っているのだ。
カムランは、真っ暗闇の中、懐中電灯を灯してみた。するとジルコの顔は目の前にあった。
「その懐中電灯、おそらく気化ヒマネ油が燃料ですぜ。気をつけないと。燃料に引火したら爆発しますからねえ」
ジルコもやはり 元気がないようだった。この先の未来の展望が見えないのだ。とりあえず行けるところまで行く という目標以外に何もないのである。決して楽しい旅ではなかった。
「散って逝ったシュラビを置いていくようで忍びなくはあるのだがな。」
カムランが自分に言い聞かせるかのように呟いた。光に照らされたジルコの表情も、底無し沼のように暗く沈んでいた。ジルコもまた、下を向く。
「この先どうやって生きていくんすかね」
ガタンと床が悲鳴を上げた。
「何だ何だ?なんか踏みやがったか?」
まあいい。カムランはすっかり気力をなくしていた。彼は、通電灯を消した。燃料は少したりとも無駄にできなさそうだ。
心なしか エンジンの音が弱くなってきたような気がした。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次、聞かせていただきます。




