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悪夢のゴミ拾いウォークは偽善なのか?  作者: 孑孑(ぼうふら)
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第35話〜交渉

おはようございます。どうなりましたが書かせていただきました。ジルコとカムランの再登場です。物語にどのように関わってくるのでしょうか?人ドロドロ めちゃくちゃな世界をお楽しみいただけましたら幸いです。

「ほう。でもこのクルマ、2人乗りなんだぜ。あんさん達の乗るスペースはないんだ。最近は警察もうるさくなったしよ。そこらへん、守らなくてはならないんだで」

治五郎は、申し訳なさに少し元気をなくしながらも言った。モブリーは難しそうな顔をしているだけだ。ヒッチハイカーを同乗させるメリットとデメリットとを天秤にかけているようだった。

「いや。運転手さんの邪魔になるようなことはいたしません。そうだ。荷台でいい。荷台に2人が入り込めるようなスペースはございませんか?ありましたならそこで構いません。贅沢したいとなんか思ってはおりまませんよ。とにかく ここから離れたいだけなのです」

カムランと名乗った男が頭を下げた。ジルコはどちらかというとマイペースのようだ。

「うーん」

わけありかな?治五郎は思った。もしかしたら これは泥ボランティアの参加者なのかもしれないな。その惨状があまりに厳しくていられなくて会場から抜け出してきたとかか?ならば 彼らにも追手手がいるはずだ。見つからなければいい、が見つかったらもう大ごとになるぞ━━。

彼は思いながらモブリーの方を盗み見た。彼女は、判断は治五郎に一任するというような顔をしていた。自分で判断するしかなかった。彼は決めた。

「金はあるか?」

治五郎は訊いた。

カムランは首を振った。ジルコは卑屈に笑いながら、

「ねえんだわ」

と頭を掻いた。

「ほお…」

治五郎は、口を開きかけた。が、カムランの方が早かった。

「お願いです。お金はありませんが、お手伝いなら何でもします。強盗手伝いでも何でもします。私は妻を亡くしてきたんです 今さっき。それで何も持たずに逃げてきたんです。お金は もともとありませんでしたが、少しの残りまで捨ててきてしまいました。正直に言いましょう。我々は多分 ロボットに追跡されていると思います。捕まればどうなることか、御想像できるでしょう?お願いです 弱者を助けると思って」

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。

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