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線路はいつか途切れる  作者: 秋村 楼
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得た能力

例の一件から3日が経った。一躍(いちやく)有名になり、テレビ局の取材や感謝状など、とりあえずたくさんの人たちに讃えられた。疲れたが、いままで疲労より断然軽い。むしろ自分が浮いてしまうそうだ。


ようやく周りからの熱い視線が止み始め、平穏な日常が戻って来ようとしていた。変わったことは特に無いが、昔の自分とは比べものにならない自分がそこにはいた。

今見える景色は、草花だけではなく、美しいなにかが見えた気がした。


時を戻す能力。凄いものを手に入れてしまった。


スーツ姿で家を出て、いつも通りに仕事へと向かった。電車に揺られながら、少し考え事をした。そう、黒との会話だ。ものすごく違和感しかなかったのだ。


向かい側で座って新聞を読んでいるおじさんを見ながら、考えていた。新聞には変死事件の真相を探る!とデカデカと書いていた。


奴はあの時…

「まぁ使い方に気をつけたまえ。お前が全部操ってるわけじゃないからな。」


「そ、それはどういうことなんだ?さっぱりワカンねぇよ。」


「とりあえずね?神さまが選んでるわけなんだわ。見放されないよう努めろよ。俺と会うことはもうない。んじゃ、達者でな。」


「ちょ、ちょっと待てや!そんな突然出て来て、突然去るなんて俺にも話す権利は無いのか!」

黒は、怒りを(あら)わにする浩介をたやすく無視し、止まった時の中で去っていたのだ。


(神さまが私を見ている、ちょっと怖いなぁ。昨日とかハンバーグを試しに3回食べたんだよなぁ…

実際は一回なんだけど、気持ちはめちゃくちゃお腹いっぱいだったけど…大丈夫かなぁ?)


不安ながらも目的の駅に着こうとしている。

電車から見える景色は、ビルがたくさん建ち並んだ見慣れたものだったが、今日だけは違う電車に乗ってる気分だった。


新聞を読んでるおじさんはくしゃみした。


ハックシュン!!


〜続く〜


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