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現場にて

風は涼しく 

空気はおいしく感じた


秋くらいなのかな?


そう思っていると騎士団長はこちらを向いて話す


『メアリー王女を殺したのは誰だ?』


唐突に言われても……

と思ったが


『こういうのは ゆっくり進めていきましょう。俺も情報が欲しい』


騎士団長は うむ と頷き


『では まず何が知りたい』


頭を掻き この人はせっかちな人なのかな? と少しため息をついた


『ではます 殺されたのは この国の王女 メアリーさんで 年齢は……20から25くらいかな?』


騎士団長は剣に手をあて

『貴様ー!!王女をさん付けで 年齢を探るとは 何事だ!!』

と怒声をあげた


それを見てガレスは止めに入る


俺は ビビった

(なにこの人 めんどくさ)

と思った

確かに俺は世間知らずではあるが……うん できるだけ気をつけよう

と思った


『すいません メアリー王女で間違いないですよね?』


怒っている騎士団長を止めながらガレスは頷く


『私は見ていないが そのように報告は受けている』



『では外傷はどこにありましたか?』


騎士団長は少し冷静になり

『背中に一振りの大きな傷が一つあったな 他に外傷はなかった』


ここまでは俺の予想通り あの遺体を見た時背中からの出血量がすごかったからだ

ここからが未知の領域だ

『では あれはスキルによる傷だと思いますか?』


そう聞くと

騎士団長は即答した

『それはないな。スキルの魔法を使った場合魔力の痕跡がほぼ確実に残る。メアリー王女の体からも その周辺からも出なかった』


騎士団長は いきなり剣を抜き 上に掲げた

『これが 魔力を込めない武器だ』

と言い 剣を振った

それだけで 触れていないはずの木の枝が切れたように見えた


『そしてこれが 武器に魔力を付与した攻撃だ』

と言い 光輝く剣を振った 

すると触れていないはずの木が切れて倒れた


『うおっ!』


と俺は驚き この世界こわっ って思った


ガレスが

『これが騎士団長様のスキル聖剣だ……まさか見れる日がくるなんて……』

と少し泣いていた

それを見て騎士団長は すごいだろ と言わんばかりの顔をしていたが


『てか 現場を荒らさないでください!!見落としとかあったらどうするんですか!!』

と怒ると


騎士団長は なんだかしょんぼりしていた

しかし 聖剣で切った所に かすかに白いモヤみたいな物が見えた

これが痕跡か


『この痕跡ってどのくらい残る物なんですか?』


『そうだな。保有者の実力にもよるが短くて3日長くて数年かな?』


数年って、、、それは誰かが観察し続けたことがあったのか?

と思ったが 脱線しすぎると長くなるから とりあえず置いておこう


『じゃあ とりあえずメアリー王女は剣による斬殺というのが濃厚でしょう』


じゃあ次は と考えて

『メアリー王女は誰かと結婚する予定はありましたか?』


『なぜ それを知っている!!』

あ、やっぱり そうなんだ と俺が断片的にみた映像で推測したことが 確信へと変わった

『俺のスキルは死者の記憶が見えるみたいなんですよね。 そうだな、、、名付けるなら残響視(ざんきょうし)かな?』


『では 貴様は犯人を見たのだな?』

と騎士団長に詰め寄られ 暗くてあまり顔を認識できていなかったが、美しい女性だったことがわかり すぐさま離れる

『うん 見たけど 俺がいきなり あなたが犯人ですって言って納得します?』

と聞くと


なるほど と頷く騎士団長

それに 断片的で あまりはっきり覚えていないんだよなって言おうと思ったが そこで気が付く

『そういえば この国って左利きの人って多いです?』


騎士団長は首をかしげて 少し考え込む

『左利き あまり見ないな、、、』


俺は少し考え込み 

『切り傷って 右から左に切れていましたか?左から右に切れていましたか?』


騎士団長は 自分の記憶を遡り

『うむ 左から右に切り下されていたな』


あー これでだいぶ絞れたな

と思った。


『えーと じゃあ 俺がここで発見された際 兵士がここに来たと思うんですけど その人たちを呼んで来てもらっていいですか?』


そういうと 騎士団長はガレスに呼んでくるように伝え ガレスは走って行った


『犯人がわかったのか?』


『えー まー おそらく』


と曖昧な返事をし 兵士が集まるのを待った。

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