牢屋にて
床は冷たく固い
ベットっぽいのはあるが布団は無い
鉄の柵で出れなくなっており
まさに牢屋
食事は パンと水 朝と夕の2回
それ以外とくになく暇だった
現代日本の牢屋がいかに快適なのかがわかった
それと同時にここは日本ではなく 異世界なのだと実感した
することが無く この異世界に来た時の事を振り返り思い出す
あの死体を見た時の脳に映った映像 その人の記憶と言うべきか
断片的にしか見えない 聞えないだったがあれはいったい何だったのか、、、
ここが異世界だとすると、、、
『ステータス オープン』
と唱えてみる
反応なし
『スキル ファイヤー』
と唱えるも 反応なし
少し考え込み
『ウィガーディアン メディオーサ!!』
と どっかのハリーのポッターさんが言ってたような呪文を唱えたが
反応なし
『んー』
と考え込んでいると
近くで見張っていた屈強そうな牢番が
『何をしている うるさいぞ』
と怒られた
暇なんだよ 仕方がないじゃないか
『俺の名前は神代 玲司 あなたの名前は?』
と聞くと 牢屋番は一瞬こちらに振り向きビックリした様子を見せたが
すぐに前を向き沈黙する。
なんだ その反応は、、、
あ、こっちの世界だとこの名前って違和感あるのかな?
と思った
『この世界の事を何もわからないんだ 頼むよ 何でも良いから教えてくれよ~』
と手を合わせてお願いしてみた
すると牢番はビクリとし こちらを少し向き 手を合わせているのに困惑し
なんとも言えぬ表情をし項垂れる
なんだ この反応は、、、
少し沈黙した後
牢屋番は俺の方を向き膝をついて頭を下げた
俺は 予想外の反応にビビった
『あなたが何者なのかわからず 今現在こうして罪人かもしれないあなたに頭を下げているこの状況をお許しください』
意味がわからん、、、
おそらく牢番も自分でよくわからん事をしている実感はありそうではある
『あなたの装着している見慣れない服 この世界を知らないと話され よくわからない呪文を発し 自分を神だと自称される 私にはわからないのです あなたが神なのか ただの頭のおかしい罪人なのか』
俺は 納得した
つまり もし 本当に俺が神だった場合 自分が天罰を受けるんじゃないかっていう心配と もしこれが全部演技で神と自称している偽物だった場合 今度は国側から罰を受けるんじゃないかっていう 板挟みってことか
『国から罰を受けない程度であれば協力してくれるってことでいいかな?』
少しおびえたようにこちらを向く牢番
『大丈夫 ここから出せとかは言わない あの事件についても聞かない
ただ この世界を知りたいだけなんだ』
牢番は少し入口の目をやり
『次の交代が来るまでなら、、、あと他言無用で頼む』
俺は一安心した とりあえずこれで情報が手に入る
今後の面倒を考えて 神代っていう名前使わない方が良いかもな
『俺の事は玲司と呼んでくれ あなたの名前は?』
『俺はガレスだ』
年齢は40歳くらいで体は大きく なんだか 真面目そうだな
『じゃあとりあえず魔法?スキル?についてなにか知ってるか?』
『そうだな お前を無知として俺の知ってることを全部教えてやる』
と言い説明をしてもらった
この世界では10歳で1人に1つ能力が貰えるそうだ
貴重なスキルから全く使えないスキルまで
当たりスキルには勇者というスキルがあり ほぼチートみたいになったり
金を生み出し 億万長者になる者もいるとか
逆に外れスキルは 2m先に移動したり ジャンプ力が2倍と
まー 天と地の差だが 幅広く存在しているという
ちなみにガレスのスキルは 何なのか聞くと答えてはくれなかった
情報は武器でもある 隠しておかないと不利な場面にも遭遇しやすいって事だろう
『俺のスキルはなんだろう、、、あの死体を見た時なにか映像が見えた、、、それが俺のスキルなのかな?』
というと ガレスは
『そんなスキル聞いたことがないな』
とあまり信じていない様子だった
そんな会話をしていると トコトコ足音が聞こえてきた
『まだ交代の時間には早いが、、、』
と素早く定位置に戻るガレス
来たのは騎士団長だった
『ここの生活はどうだ?楽しめているか?』
牢屋の中でどう楽しめというのか、、、
『最高の食事と環境に感謝してます』
と返した
騎士団長は
『出せ』
と話し ガレスは鍵を持ってきて開けた
釈放かと思い出ると 縄で縛られる
『ついてこい』
外に出ると暗かった
そしてついた場所は 死体があった場所だった




