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アアロンAARONについて

『FINAL FANTASY X』の魅力についての語りは、私自身がそこまで詳しくないという点から割愛させてもらいましょう。

2001年発売当時、私は中学生で、ハードであるプレイステーション2は、父がたまたまボウリング大会の景品で獲ってきてくれたもの。兄弟3人が楽しめるソフトをお金を出し合って買ったような記憶。

ゲーム内容もうろ覚えで、「なんかすごく良かったな」という感想しかないのです。残念。


しかしアアロンという名前を使用するにあたって真っ先に思い付いた『FFX』の登場人物の1人であるアーロンさんは、最近になって調べてみたところ、英語での綴りがAURONとなっていた。

え、AUなら発音はオーでは?

オーストラリアAUSTRALIA、オーディオAUDIO...

実際、アーロンさんの英語での発音は [ˈɔː.ɹən] 、つまりオーロンです。

なんでや。

しかしこれには理由があって、アーロンさんの名前の由来として「オーロラ(極光)AURORA」という現象が存在するのです。

そう、『FF』自体が掘り下げがいのあるテーマだったりするんですよね…

そしてこのAURORAの語源を辿れば、AURORAはラテン語に存在し、ラテン語ならば発音はアウロラに近いだろうと考えられます。

実際、ドイツ語なんかではAUはアウとして発音されており(AUSCHWITZアウシュビッツ)、『葬送のフリーレン』における「断頭台のアウラ」もドイツ語のAURAアウラ読みが由来と考えられ(ラテン語かも)、これは英語ではAURAオーラ(霊気)のことなわけです。

つまり、アルファベットで同じ綴りでも、地域や時代によって発音が異なる、と考えることができると。

拡大解釈すれば、それは言葉の自由さであり、曖昧さであり、遊び要素であるわけ。

例えば、『「一段落」の読み方は「イチダンラク」が正しく、「ヒトダンラク」は間違いである』、といった正誤観念は、確かに「正しい」し重要なのですが、『「ヒトダンラク」の方が発音しやすく、聴覚的な効果として、ホッとした心情が伝わりやすい』という実用性を損なってしまう。

正しいハサミと使いやすいハサミ、仕事に使うならどちら?というような問いですね。

正規品なら保証が効くし、不測の問題も生じにくい。

一方、非正規はというと、パソコンを自作する人とかいますよね。オーダーメイドTAILOR MADEの品物も非正規に近い(⇔既製品)ですが、個人の都合に合わせた機能性をもっていて、公的な場面でも使用して構わないわけです。

要は、不慣れなら、正規品を使うのが無難、といったところでしょうか。


さらに!


もうお腹いっぱい?


アウやアオなどの連続する異なる母音は、区切って発音する場合、発声において力みが必要となるので、省略されて連結することがある、という性質があります。

その1例がこのアウ→オーと考えられるんです。

日本語だと愛、藍、青とかが当たり前に存在するですけどね。日本語は母音の使用が比較的多い印象。


ここをもう少し噛み砕いて説明すると、

分かりやすい例として、日本語のヤ行の音は、ヤ⇔イア、ユ⇔イウ、ヨ⇔イオと見ることができます。

実際にイアを素早く発音してみたり、ヤをゆっくり発音してみれば、それを感じることができます。

母音の連結した音を、子音のように用いている。

面白。

これがアルファベットにおけるYにあたるわけです。

実際にYは子音としてだけでなく、母音や半母音としても使われています。


と、なんだかんだ言ってみましたが、整理すると

「アアロンというカタカナ名の正確性」という議題に対し、「翻訳という変換作業においては正確性や実用性などの総合的なバランスBALANCEが求められ、その決定理由となった根拠に対して一定の説明があれば、その説得力でもって、翻訳結果により強い力を持たせることができる」、という答えを提示したわけです。

つまり、AARONを「アロン」とせず「アアロン」と書くことに決めたのには、こんな理由がありました、と。

「アロン」という書き方にした根拠なんかの資料があれば、また話は別だったんですけどね。



次は、AARONのアナグラムについて。

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