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まあ
慎重派の鍋島だから
ある程度の危険回避を
考えての上の仕事だろう。
それにしても
訳ありの人たちを
逃がすというのは
危険は付き物である。
それを
吹っ掛けたとしても
たったの100万円で
引き受けるのは割に合わない。
おそらく
今回の仕事の報酬を
明宏が鍋島に提示したら
さぞや驚くであろう。
そんなことを
俺は考えていたら
どうだ?
図星だろう!
この女の子と
誰かと内緒で
逃げるんだろう?
俺に任せておけ!
たとえ相手が
ヤクザ者とかでも
特別に割安料金で
引き受けてやるよ!
と
鍋島は俺に
きっぱりと言う。
まあ
そんな所だけど・・・
まずは今の俺の
状況を聞いてくれ!
と
俺は鍋島に頼んだ。
わかった!
本題の前に
お互いの近況を
伝え合うのもいいな!
というか
お前の近況は
仕事にも関連するから!
と
鍋島は了承した。




