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まずは
神崎!
と
則夫は高圧的に
俺を呼び捨てにした。
それまでは
神崎先輩!
と
則夫は常に
俺にペコペコと
低姿勢であった。
しかし
立場が変わったんだ。
則夫は組長の
実子で幹部待遇。
一方の俺は
末端の部屋住みである。
組の中での
両者の立場は
天と地ほどあるんだ。
それゆえ
どんな理不尽な
則夫の暴力にも
俺は立場上
全く抵抗できずに
耐えるしかないんだ。
俺は常に
則夫のことを
若!
若!
と
立てなければいけない。
則夫は以前
常に俺に対しては
笑顔で接していた。
しかし
今では則夫は
俺には決して
笑顔を見せない。
笑うといえど
俺を見下したような
薄ら笑いである。
とにかく
俺の粗を見つけて
殴ったり蹴ったりしようと
則夫は考えているんだ。
おそらく
ストレス解消のために
則夫は俺に暴力を
ふるっているんだろう。




