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なぜなら
この一年間で
俺の則夫への怒りは
限界に達していたからだ。
もしも
組を抜ける時には
則夫をボコボコにして
逃亡するつもりだ。
すると
僕と2人で
組から飛ぶんですよ!
その際には
組の資金の全て
さらには
本部に収めるべき
裏カジノの売上全て
持ち逃げするんです!
と
明宏は俺に
とんでもない話を
切り出してきたんだ。
もしも
俺と明宏が
本部や組の資金を
盗んで逃亡したら?
俺と明宏を
スカウトしてきた
則夫の責任は重大である。
おそらく
すぐに捕まえなければ
さらには
お金を回収できなければ
則夫は間違いなく
一次団体の本部から
厳しく追及されるはず。
その罰としては
指詰め位の軽い
レベルではないはずだ。
おそらく
則夫の野郎には
両腕、両脚の切断という
厳しい落とし前が待っている。




