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455

その点

ホテルにいれば

警察に怪しまれることもない。


それゆえ

明宏を説得して

俺たちは今後

ホテルに泊まることにした。


そもそも

明宏は万が一にも

組の奴らと遭遇しても


自分から

名乗り出ない限り

相手は気づかない。


組の奴らは皆

明宏の女装趣味を

知らないからだ。


なので

組事務所にいる時と

同じ男の子モードの

明宏を探しているはず。


明宏に比べたら

俺の方が危険だろう。


髭を剃って

七三のカツラを被り

黒ぶちの伊達眼鏡で

今の俺は変装している。


それゆえ

俺の元来の

人相の悪さは

かなり軽減されている。


しかし

俺を見慣れた奴が見れば

見破られる危険はある。


俺の場合は

明宏のように

元の姿からは

かけ離れてはいない。


それでも

自分でも

不思議であるが


今の俺には

捕まる不安など

あまりないんだ。

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