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しかし
できることなら
俺は車中泊をしたくない。
明宏が車中泊を
望んでいるのは
お金を惜しんでいるのではない。
少しでも
自分たちが人目に
触れたくないからだ。
明宏は昼食も
テイクアウトして
車内で食べようと
俺に勧めてきた。
どうやら
頼りにしていた
鍋島がいなくなり
明宏元来の
用心深い性格が
出てきたようだ。
トイレ休憩以外は
車内で過ごしたいと
明宏は思い始めたんだ。
しかし
俺の考えは
明宏とは違う。
車中泊というのは
最近では流行っているが
危険もはらんでいる。
地元の半グレとかに
襲われるような事件も
よく新聞などで読む。
さらには
警察の職務質問を
覚悟しないといけない。
もちろん
俺たちは犯罪者でなく
職務質問されてもいい。
とはいえ
できることならば
警察との接点は
持ちたくないんだ。




