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たとえば

前に言ったが

自分の自宅付近に

怪しい奴がいないか?

とか

自分を尾行している

その筋っぽい奴はいないか?


そんなことを

裏の人脈を使って

鍋島は依頼するはずだ。


しかも

その相手は

ビジネスライクに

徹している人間。


つまり

その依頼の目的は

何のためであるのか?

とか

依頼者の背後にいる奴

俺と明宏のことである。


その存在を

全く気にしない人間。


端的に言えば

鍋島の要望に

金を貰って応えるだけで

他のことは我関せず。


そういう人間に

鍋島は依頼のするはず。


それゆえ

自分の存在が

組に知られることはないと

鍋島は考えている。


となれば

もしも鍋島が

組に監禁されたら?

という

心配は杞憂となるはず。


そう信じて

俺たちは鍋島と

別れることになった。


鍋島は今から

公共交通機関を使い

地元に帰るという。

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