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騙された俺  作者: プリンセス


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398/587

398

俺の見知らぬ男が

何人も事務所にいる。


おそらく

本部から来た

奴らであろう。


本来ならば

昨日の午前には

納めるべき上納金が

まだ未納である。


なにしろ

3億円という金額だ。


それゆえ

本部から事情徴収に

男たちがやってきたんだ。


おそらく

訪問の前には

電話で問い合わせは

あったはずだ。


しかし

うちの組長が

はぐらかして


俺と明宏の

持ち逃げのことを

本部に内緒にしたんだろう。


それで

不審に思った

本部が組員を

寄越したというわけだ。


しばらくして

鍋島と明宏が

ATMから帰ってきた。


俺が鍋島に

事情を話して

パソコンを見せた。


やっと!


本部のお出ましだな!


さあ

勝負はこれからだ!


面白くなるぞ!

と

鍋島は余裕の

笑みを浮かべている。


鍋島の表情には

俺と明宏を今後

1ヶ月、半年と逃がす

自信が漲っている。


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