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となると
鍋島だって
バカでは、ない。
後払いである
1億5000万円を
捨てることはない。
それゆえ
1000万円を持たせて
鍋島にATMを行かせるのは
明宏は気にしていない。
しかし
鍋島一人を
車内に残すことは
明宏は絶対にしない。
それゆえ
車外に出て
ATMに行くコンビは
鍋島と俺
あるいは
鍋島と明宏になる。
これには
さすがの鍋島も
お姉ちゃん!
いい加減に
俺を信用してくれよ!
2人を置いて
俺は車で逃げたりしないよ!
と
明宏の用心深さに
ほとほと呆れている。
これから
圧縮が進んで
車内の現金は
次第に少なくなる。
そうなれば
俺と明宏の2人が
ATMに圧縮のために
行くようになるかもしれない。
その日の夕方だった。
パソコン画面で
事務所内の様子を
俺が車内で見ていたら
ある変化があったんだ。




