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よく見ると
手錠も足錠も間の
チェーン部分が短い。
それゆえ
手も足も可動域が
かなり狭くなって
繋がれたままでは
立ち上がることも
きっと不可能であろう。
それゆえ
奴ら4人は
組員たちが来ても
しばらくは
床に這いつくばって
過ごすことになるはず。
まったく
いい気味である。
よし!
行こう!
と
俺は明宏に
声をかけて
リュックを手に
事務所に向かう。
その時には
万が一の時には
俺が必ず救い出すから
ゆっくり安心してやれよ!
と
鍋島は笑顔で
送り出してくれた。
俺たちは計画が
成功するまでは
組の事務所付近で
パソコン画面で
中の状況を見ながら
鍋島は待機している。
ただ
鍋島の居場所は
組の防犯カメラの
死角になる場所だ。
ちなみに
組の防犯カメラの映像は
事務所内にいる組員しか
見ることができない。




