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午後7時過ぎ
その日の夜勤の
4人の組員が
事務所に揃った。
その中には
則夫も含まれていた。
今夜のように
本部に上納する
大金を保管する時は
必ず幹部が一人は入る。
則夫は役付は
まだ幹部でないが
もう組では幹部待遇だ。
今夜の夜勤の
4人のメンバーは
俺と明宏には最適だった。
ほとんどの
先輩組員たちは
俺に暴力を加えるから
嫌な奴ばかりだ。
しかし
組員の中には
そうでない人もいるんだ。
幸いにも
そんな人は今夜
一人もいなかった。
これならば
計画が終わって
事務所を出る時には
何も遠慮なく
ボコボコにして
やることができる。
夜勤の一人が
お前たち!
もういいぞ!
飯を食いに行ってこい!
と
いつものように
俺と明宏を解放してくれた。
夜勤の4人は
今から朝まで
金庫の前で陣取り
警備することになる。




