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思想のメロディ(随筆集)

作者:藤原光
私の尊敬する批評家の言葉に以下のようなものがある。
良い音楽を聞くと私達はふと、それを思い出して口ずさむことがあるが、それと同様に良い思想というものは、私達の心に何度も甦る。良い思想は良い音楽と変わらず、私達はそれをふと、心で口ずさんでいるものだ。
私の記憶が確かなら、彼はこのようなことを言っていたはずだ。私はこの言葉に共感した。

私は人間が好きである。文は人なりはビュフォンの言葉であるが、私が文章を好む理由は、自らが抱く人間愛から生じるものに他ならない。文を読むとは、その書き手を知るということである。人間を知るという行為は、その者の心を理解しようと努めることであるが、人は言葉を連ねるとき、誰しもが自らの思想に基づいて、己の誠実を歌っている。そして他者の思想を理解するとは、自らの人生に希望を抱き、己の心を開いて、他者の心に愛を持って接するということだ。私はそういうふうに文章を読むことを理想としているのだ。

私は文章を用いて自らの思想を表現しようと思う。そして自分はそれが音楽のようであることを常に望む。ふとした瞬間に誰かが口ずさんでいるような、人の記憶に深く残る思想を精一杯に奏でたい。私は思想のメロディを、ここに展開しようと思うのだ。
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