30
今回はカジノのことばかりになってしまいました。
苦手な方がいたらすみません。
「団長、レスティア様、いらっしゃいませ。」
このカジノの支配人が訪ねて来た。
「おう。今日はどんな感じだ?」
「特に何もありませんね。何かを起こそうと思って、魔法を発動させようとすると、音がなるのですぐにわかりますから心配がありません。それにすぐに警備員が行くので、すぐに取り押さえられます。」
「やはり、魔法を使ったら音が鳴る魔道具は便利だったな。」
「はい。もし、イカサマをしたら、音が鳴るので、すぐにわかります。たまに、間違えてなる場合もありますが、イカサマがほぼないですね。」
「今日は何か、盛り上げるために何かをやりたいな…」
「では、あそこのステージでバカラをやりますか?バンカーとプレイヤーを本当の人でやりましょう。」
本来、バカラはCPAがやるのだ。
「それは面白いかもな。だが、誰がやるんだ?」
「こちらで勝手に指名をしてしまえば、よろしいかと…」
「だが、相手が断るんじゃないのか?」
「では、団長が出ればいいんじゃないですか?バンカーとプレイヤーは勝てば、バンカーは1.95倍でプレイヤーは賭け金の二倍が手に入って負けた場合は没収、引き分けの場合はそのままということでいかがでしょうか?」
「俺がやるかどうかは別として、プレイヤーの方はそれでいいだろうな。あとはバンカーとプライヤーを交互にやれば、どちらにも公平だな。最悪、どんどん名乗り出てくれば、いいだろ。」
「そうですね。では、相手はどうしますか?」
「一ついいですか?」
「なんでしょうか?レスティア様」
「練様ではなくても、注目を集めれば良いんですよね?」
「はい。そうですね。」
「では、私と凛さんでやるのはどうでしょうか?」
「それは確かにこちらとしてはいいですけど、レスティア様はいいんですか?」
「はい。」
「なら、凛様にお願いして来ます。」
「あと、一つお願いがあるのですが、私は既婚者なので、そのように紹介をしてくれると助かります。護衛も一人づつ付けてください。」
「わかりました。こちらで準備をさせていただきます。」
支配人が準備を始めた。バカラは比較的VIPがやるゲームだ。なので、注目を集めれば、かなりの額が動くのだ。このゲームは簡単に説明すると、バンカーとプレイヤーのどちからが勝つか、当てるゲームだ。一応、引き分けも存在する。ただ、引き分けはほとんどの確率がないので、払い戻しが8倍だ。それに、バンカーとプレイヤーに賭けた金は戻ってきます。だから、ほとんど引き分けはないと考えるのだ。だが、たまにロマンを求めて、賭ける人もいる。バンカーに賭けた場合、二倍ではなく、1.95倍だ。そうしないと店側に儲けがでないのだ。
ルールはまず、バンカーとプレイヤーに二枚のカードが配られる。Aが1、2〜9はそのままで、10〜Kは0だ。バカラでは合計の数ではなく、一の位で決まる。
二枚配られてプレイヤーの一桁が0〜5の場合、三枚目を引く。
6、7の場合、引いてはならない。
8、9の場合、自動的に勝負で、相手が二枚配られた時点で8、9でなかったら自動的に勝利。(バンカーは引くことが出来ない。)二枚引いた時点で相手が8、9の場合、そのまま勝負。
バンカーは0〜2の場合、三枚目を引く。
3の場合
プレイヤーが三枚目を引かなかったら、バンカーは三枚目を引かなければ、ならない。
プレイヤーが三枚目を引いて、そのカードが8以外の場合、バンカーも三枚目を引かなければならない。8の場合、三枚目を引いてはいけない。
4の場合
プレイヤーが三枚目を引かなかったら、バンカーは三枚目を引かなければ、ならない。
プレイヤーが三枚目を引いて、そのカードが0、1、8、9以外の場合、バンカーも三枚目を引かなければならない。0、1、8、9の場合、三枚目を引いてはいけない。
5の場合
プレイヤーが三枚目を引かなかったら、バンカーは三枚目を引かなければ、ならない。
プレイヤーが三枚目を引いて、そのカードが4、5、6、7以外の場合、バンカーも三枚目を引かなければならない。4、5、6、7の場合、三枚目を引いてはいけない。
6の場合
プレイヤーが三枚目を引かなかったら、バンカーは三枚目を引かなければ、ならない。
プレイヤーが三枚目を引いて、そのカードが6、7以外の場合、バンカーも三枚目を引かなければならない。6、7の場合、三枚目を引いてはいけない。
7の場合、引くことが出来ない。
8、9の場合、自動的に勝負で、相手が二枚配られた時点で8、9でなかったら自動的に勝利。(プレイヤーは引くことが出来ない。)二枚引いた時点で相手が8、9の場合、そのまま勝負。
というのがルールだ。少し、ややこしいように見えるが実際は簡単だ。
「レスティア、いきなりどうしたんだ?」
「私は正妻に負けない側室になります。そして、私の方が正妻にふさわしいと凛さんに認めさせたら、交代してもらいます。私はまだ正妻の座を諦めたわけではありません。」
「そ、そうか…流石に俺にも相談しろよ?」
「それは当たり前です。私だって練様には嫌われたくないですから…」
顔を少し、赤らめながら言った。
「あんまり、関係を悪くするなよ?」
「はい。」
(絶対に嘘だろ…)
「団長、いいですか?実は凛様はただいま、勝ちまくってるらしく、今は無理とのことです。」
「そうか…じゃあ、どうするんだ?」
「ルールとして、まずはバンカーが賭け金を決めましょう。最低、銀貨一枚からで。その額をプレイヤーが払えば、ゲームスタートで、もし、プレイヤーが払えない。または払いたくない場会はその席を降りてもらいましょう。そして新しいプレイヤーを名乗り出てもらいましょう。初めはバンカーがレスティア様で、プレイヤーは誰か、名乗り出た人にします。」
「わかった。俺はレスティアの護衛に入るから相手の方の護衛を頼む。レスティアがやめたら、新しい護衛を付けてやれ。」
「わかりました。では三十分後に始めますので、それまで、何処かで遊んでいて結構ですよ。」
「わかった。」
「それでは、ブラックジャックをしませんか?確か、練様は一番好きでしたよね?」
「ああ。よく知ってるな?」
「練様のことなら、大体のことは知っています。」
「そうか…」
(嬉しい気もするが、逆に凄い怖いな。)
「あそこのテーブルが空いてますよ。」
二人でブラックジャックが行われているテーブルに向かった。そこで、空いてる席に座った。このテーブルは賭け金の最低額が銀貨一枚で最高額が金貨一枚のこの店の最高額のテーブルだ。他には銅板が賭けれるテーブルもある。このテーブルには比較的金持ちしかこないのだ。一応、手始めに銀貨一枚をベットした。他の席にも3人のプレイヤーがいた。全てのプレイヤーがベットしたらゲームスタートだ。周りにはかなりの人が見に来ている。
「それではカードを配ります。」
まず、ディーラーはプレイヤーに二枚ずつカードを配った。そして、自分の所に、二枚引いた。そして、一枚を公開する。公開したカードはQだった。ブラックジャックではJ、Q、Kは10として考える。公開したカードのことをアップカードという。そして、もう一枚の伏せてあるカードをホールカードという。
自分のカードを見ると9とJだった。なので、テーブルに向かって手を振るようなジェスチャーをする。これはスタンドといって、もらわないということだ。周りの人は人差し指と中指の二本の指を使って、クイックイッと掻き動くようなジェスチャーをする。これはヒットといって、もらうという意味だ。
全てのプレイヤーがスタンドしたら、ディーラーのホールカードを表にする。すると3だった。ディーラーは合計が17未満だと、もう一枚引かなければならない。そこでもう一枚、引くと5だった。そこでやめる。合計が18なので、俺は勝った。しかし、周りの人はバーストをしていた。バーストとは21を超えてしまうことだ。ディーラーとプレイヤーのどちらもバーストするとディーラーの勝ちになるので、どれだけ、バーストをしないように21に近づけるのかを見極めるのが重要だ。他の人のベットは没収され、俺にはベットした額を支払われた。
「練様、幸先が良いですね。」
「ああ。」
また、ベット額を決める。俺はなんか、流れが来てる気がするので多めに賭けた。銀板5枚だ。その瞬間、周りがどよめいた。最高額は金貨一枚だが、銀板5枚はかなりの額だ。説明するのが遅れたが、ここでも実際の硬貨ではなく、チップで行っている。それでも、実際の銀や金を使ってはいないが、色と大きさで何を賭けたのか、周りにいる人はすぐにわかるのだ。
全てのプレイヤーのベットが終わるとゲームが始まった。プレイヤーに二枚ずつカードが配られていく。俺は自分のカードを見ると勝ちを確信した。Aと10だった。Aは1と11を表すことができ、自分の好きなように解釈が出来るのだ。俺はスタンドのジェスチャーをした。二枚で21になることをブラックジャックという。このゲームの名前と同じだ。ディーラーのアップカードは3だった。この瞬間、勝ちが決定した。二枚で21と三枚以上で21とでは二枚で21になる方が強いのだ。アップカードが3の場合、ホールカードをオープンしても、21にはならないので、俺の勝ちが決定したのだ。
全てのプレイヤーがスタンドし、ディーラーがホールカードをオープンした。すると、9なので、合計が12で、もう一枚引かなければならない。するとAが出て、それを1とし、もう一枚引く。次は5が出た。すると合計が18なので、そこでやめる。俺は自分のカードをオープンする。
オオオォォォゥゥ
すると、周りから歓声が湧いた。ブラックジャックで勝つと、ベット額よ1.5倍の額が支払われるのだ。ベット額と合わせて、銀板が12枚と銀貨5枚が支払われた。かなりの額だ。
「練様、流石です!」
「そうでもない。ここでやめとくか…これ以上やると負ける感じがする。」
「そうですか。では、私がやります。」
「そうか。後ろで見てる。」
「はい。」
俺が座っていた席にレスティアが座った。隣に座ってる男は鼻を伸ばしている。
すると、レスティアは銀貨5枚をベットした。
このテーブルでは一般的な額だ。
全てのプレイヤーがベットしたのでゲームを始めた。カードを配り終えるとアップカードがAだった。レスティアはヒットのジェスチャーをした。後ろから見てると合計が20だった。そして、スタンドのジェスチャーをして、全てのプレイヤーがスタンドをして、ホールカードをオープンすると、Qだった。ディーラーがブラックジャックだ。その瞬間、プレイヤーは頭を抱える仕草をしている。レスティアは負けることもあると思って、既に切り替えている。レスティアはかなり、現実派だ。夢をあまり見ずにコツコツと勝つタイプだ。
レスティアはまた、銀貨5枚をベットした。それから勝っても負けても、銀貨5枚を賭けた。レスティアはとにかく、バーストをしないように気をつけながら、プレーをしていた。ブラックジャックはただでさえ、還元率が97%なので、ちゃんと欲張らずに勝っている所で、やめれば一応、稼げるようにできてるのだ。やはり、負ける時もあるが…
「レスティア、楽しかったか?」
「それなりにですね。」
言葉ではこう言っているが、実はかなり、ご機嫌だ。銀貨5枚を賭け続けて、銀板二枚を儲けた。ディーラーが勝手にバーストを何回かしてくれたので、勝てたことがあった。
「次はどうする?」
「次はルーレットに行きましょう。」
レスティアは腕を絡めせて来た。俺が思ってる以上にご機嫌だった。




