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やっと、この作品のブクマが100になりました。
正直、無理だと思ってました。少しづつですが、これからも増やしていきたいです。
応援よろしくお願いします。
あと、出来れば、評価の方もよろしくお願いします。
「とりあえず、ここを突破しないとな。」
「はい。」
実験場に侵入すると、構造が今までと違い、力づくで下には行けなくなった。そこで、探索をしていると敵が思ったより、用心深く、なかなか前に進めない。
「ランシェ、この建物を破壊しない程度に暴れるぞ。」
「そうだな。」
ランシェと二人でどんどん、進んで行った。俺が罠を無効化にして、ランシェがそのあとを追い、敵が来たら、二人で潰すという行動に出た。第三部隊は口を開けてポカンとしていた。ここまで、無理矢理行くとは思わなかったのだろう。そのあとすぐに現実にもどり、練達の後を追い始めた。
「ランシェ、こいつに階段の場所を吐かせろ。」
「了解…アレを使っててもいいか?」
「良いぞ。」
「よし、おら!」
「ウガッ」
ランシェが股間を蹴り上げた。その瞬間、第三部隊の男達が股間を手で押さえている。
「階段はどこだ?」
「お、お、教えるかよ…ガッ」
また、ランシェが蹴り上げた。それを繰り返していたが結局、答えなかった。そして、気絶をしてしまった。その勇姿は違う所でいかすべきだったな。
「よし、次のやつ行くぞ!」
すると、次のやつがすぐに答えてしまった。
「ここを曲がってすぐらしいぞ。」
「行くぞ。後、第三部隊の奴らは敵から情報を入手したかったらこう言う方法があることを覚えておけよ。」
「は、はい。」
流石に敵のことをかわいそうだと思ってる奴もいたが、こちらにも譲れないことがあるんだからしょうがない。
階段を見つけ、降りるといつものように檻に閉じ込められている子供達を発見した。第三部隊には新しくたくさんの人が加わったため、初めて見る者もたくさんいる。そのため、顔を青ざめている者も少なくない。
「ランシェは子供達を連れて、先頭で行け。」
「わかった。」
「一班と二班はここに残って、それ以外はランシェさんについて行きなさい。」
全員が行動を始めた。俺は首輪の破壊だ。やはり魔力を大量に使うため、どんなにレベルを上げても足りない。魔法薬を次々と使う。
「団長、頑張ってください。」
「毎回、やってるから慣れてると思うが、やはり辛いな。」
魔力を枯渇しすぎると死ぬこともあるのだ。そのため、魔力を大量に使うということは魔法薬を使っても、かなりしんどいのだ。精神的な疲労が半端ないのだ。
「あと、何人いるんだ?」
「あと、二百はいますね。」
「キツイな。」
「半分は切りましたから。」
「あと、半分か…」
「俺はこれが終わったらすぐに戻らないと怒られるな…だから早く、終わらせなければヤバイ…」
「本当に尻に引かれてるんですね。」
「流石に一対二はキツイぞ。」
「よりにもよって、あの二人ですからね。」
「そうだな。片方ならなんとかなるが、二人になるとな。」
「大変ですね。」
「セリアもいつか、そういう時が来るかもしれないから、覚悟しておけよ。」
「私は女ですからそこまで大変じゃないです。」
「女は女で大変らしいぞ。」
「私、もう結婚は諦めます。」
「諦めるのが早過ぎないか?」
「結婚は人生の墓場ということがよくわかりました。」
「俺はそうでもないと思うけどな。」
「二人とも良い人ですからね。」
「まぁな。」
「さりげなく、奥さん達のことを自慢しましたね?」
「そういうつもりはなかったが、自慢できる妻達なのは間違いないな。」
「ご馳走様です。」
話しながらも首輪を破壊して行く。
それから五分後に終わった。
「団長、お疲れ様です。」
「ああ。グランは終わったのか?」
「はい。凛さんから連絡が入りました。」
「そうか…あとは子供達を家に連れて行くだけだな。既に誘導させてるのか?」
「はい。既に部下には命令をしています。」
「なら、大丈夫だな。とりあえず、家に向かうぞ。」
「はい。」
バラマは特に有名なダンジョンがあるわけでもなく、海や湖に面してるわけではない。だが、立派な外壁があることでかなり有名だ。最も安全の街ということで。だが、中から潰されたら元も子もないので、すぐに革命軍によって落とされた。ここは商人が必ずといっていいほど、立ち寄る場所なのだ。ここは安全のため、ここで商売をする人間が大量にいるため、商人には少なからず、影響するのだ。そのため、かなりの額の税金が手に入るのだ。それにここを落としたことにより、ここより南から攻められる心配がなくなったのだ。流石に敵もバラマを超えて直接、ユヤンドを攻撃するのは無理があるため、南から攻められる心配がなくなったのだ。逆にこっちはここから攻め放題なので、気持ち的に楽だ。
「この感じはいつもと変わらないな。」
「はい…」
セリアと一緒に子供達が引き取られる所や親が子供を探している光景を見ているのだ。もちろん、子供が親を探してることもあるが大概、見つからない。既に諦めている子供もいる。
「やっぱり、この光景は何回見ても、見慣れませんね。」
「ああ。」
「私は三回目です。団長は?」
「俺は七回目だ。」
「そうですか…なら、ずっと見慣れないかもしれないですね。」
「見慣れてしまったら、人としてダメになった瞬間だな。」
「そうですね。」
他の団員達は親の手伝いや子供の世話などをして忙しそうだ。だが、全員の顔は明るくない。作り笑いをしてるが、それでもよく見ると、わかってしまうほどだ。
「初めて見る人はショックでしょうね。」
「そうだな。だが、これから全ての街を落とすと、たくさん見なければならないんだよな。」
「そうですね。まだ、半分もいってないですからね。」
「長い道のりだな。」
「はい…」
俺たちは端っこの方でその光景を見ていた。
「ただいま。」
「おかえりなさいませ、練様。」
「レスティアは何をしてるんだ?」
「仕事をした後は編み物をしてました。」
この聖女は本当に完璧人間だ。料理ももちろんできるし、仕事もできる。それに加えて、編み物もできるとは…レスティアの欠点を見つける方が大変だ。
「レスティアは編み物もできるんだな。」
「女の子としては当たり前のことです。」
「いや、それは違うと思うぞ…」
「そうなんですか?」
「ああ。編み物が出来る女性は世の中には半分もいないだろう。」
「えっ?そんなに少ないんですか?」
「おそらくな。」
「では、凛さんは出来ますか?」
「凛も普通ではないからおそらくはできるんじゃないのか?」
「そうですか…凛さんも大概ですよね。」
「まぁな…お前ら、なんか競ってるのか?」
「いえ…そういうわけではないんですが、やはり相手よりも優れていたいじゃないですか。」
「そ、そうか。」
「賭け事は私の方が強かったですね。ただ、私の方が練様と一緒にいる時間が短いので、練様のことに関しては圧倒的に負けてますね。」
「それはしょうがないだろ。」
「はい。ですが、何もせずに負けを認めるのは私の信念に反します。」
「そうか…」
「それにはまず、早く子供が欲しいですね。」
「・・・」
「できれば、男の子が良いですね。」
「・・・」
「凛さんよりも早いと良いですね。」
「・・・」
俺の妻は本当に怖いのかもしれないと思った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「シュハイツ、何か面白い情報はあるか?」
「そうですね。実は死霊の墓の二階に行った者がいるらしいですよ。」
「へぇ…それで?」
「実は一階とあまり変わらないらしく、次々と冒険者が行っています。」
「よく、そんなに光属性持ちがいたな。」
「実はレンタルみたいなことをしてる者がいるようです。」
「なるほどな。そりゃ儲かるわ。」
「はい。光属性持ちはただでさえ、少ないのに死霊の墓によってさらに重要な存在になったな。」
「はい。」
「俺たちもそろそろ、先に進むか…」
「私としてはやめて欲しいんですけどね。万が一のことを考えると。」
「だが、俺の能力があったら、大概のことはなんとかなるぞ。」
「それでもです。今は部下達に任せて、今は革命軍のことを第一に考えてください。」
「そうだな。終わったら、好きなだけ冒険するか。」
「終わったら、また別のことで忙しいと思いますけどね。」
「それもそうだな。じゃあ、諦めるしかないな…」
「はい。」
「魔軍の様子はどうなったんだ?」
「やはり、王都を狙ってるようです。こちらには全くと言っていいほど、来ていません。」
「国に落ちられると困るから粘って欲しいんだがな…」
「そうですね。」
「なんか、魔軍について情報がないのか?」
「今回率いているのは八将軍のうちの一人のザラキという者らしいです。」
「名前からして、強そうだな。」
「はい。とにかく、戦闘好きで前にグロリアの将軍を倒した魔人でもあります。特徴はとにかく防御力が高いらしいです。その防御を利用して、次々と敵に突っ込み、殴り殺すらしいです。皮膚に硬い鱗が大量にあるらしく、それが最大の武器のようです。」
「その鱗を使った防御と攻撃が厄介ということか…」
「それに魔法耐性も高いらしく、かなり厄介みたいですね。」
「そんなやつをどうやって倒すんだ?」
「団長なら余裕でしょう。」
「俺じゃなくて王都にいる奴だ。」
「さぁ?」
「魔人なんだからそれなりに動きも速いんだろ?」
「それは魔人なので、当たり前です。」
「本当にどうするんだろうな。」
「とりあえず、両目を潰せばなんとかなりますね。」
「両目を潰す所が難しいよ。」
「そういえば、そうですね。」
「グロリアは勇者を召還したが、他の国は大丈夫なのか?」
「いえ、かなりのダメージを食らってますよ。特にマリアナはキツイようですね。他の二つはまだ、なんとか保っていますが、時間の問題です。」
「俺たちも少しは戦わないとダメだよな。」
「はい。そのためには、とりあえず、王都付近まで侵攻し、グロリアの西側半分を制圧した後で良いでしょう。」
「予定変更だ。メルエールに西の方の全ての街を落とすように指示しよう。それと第五部隊が使い物になったら、第二部隊をイゼリアに戻す。イゼリアの西を第五部隊に任せて、第二部隊は北に行ってもらおう。」
「そうですね。早めに行動をした方が良いですね。魔軍が待ってくれるわけではないですからね。」
「ああ。それに、ディザイアがこっちに攻めて来る確率はほとんどないだろ。そんなことをしてる余裕があるとは思えない。」
「なら、凛さんに頼みましょう。」
「瞬には次の街を落とす準備が完了したら連絡するように言ってくれ。セリアにはまずはバラマをなんとかしろと。後は募集者はイゼリアに来るように言ってくれ。片道の交通費ぐらいは用意をしてやれ。対した額じゃないだろ。」
「わかりました。」
「後はバラマにカジノを作る。」
「バラマにですか。確かにあそこなら、平和の街ですから安全ですね。」
「ああ。それより、凛はどこに行ったんだ?」
「この間の負けを取り返して来ると言ってました。」
「そうか…あいつは賭け事に弱そうだから、今日も負けそうだな。」
「ええ…」
「レスティアはどこだ?」
「おそらくは隣の部屋にいると思います。」
「そうか…なら、久しぶりに俺もカジノに行って来るか。」
「息抜きも大切ですからね。」
「全員休みにするか?」
「それもたまには良いですね。今日まで、ほとんどの人が休みなく、働いていましたからね。」
「なら、見張り以外の全員に伝えてくれ。もう、遅いから明日までは全員休みだ。見張りの奴らは別にの日に替えて休みにしてやれ。」
「わかりました。」
「一人で行くのはつまらないから、レスティアと行って来るか…」
「その方が良いですよ。」
シュハイツと会議室を出て、俺は隣の部屋に入った。
「レスティア、今暇か?」
「はい。特にやることがないので、編み物をしてるだけです。」
「じゃあ、俺とカジノに行かないか?」
「えっ?」
「今日と明日は全員、休みにしたんだ。だから、俺も息抜きにカジノに行きたいから、誘ったんだ。」
「そういうことですか。少し、着替えたいので待ってもらえますか?」
「ああ。いいぞ。」
数分後、着替え終わったレスティアと一緒にカジノに向かった。




