13
「あ〜めんどくさかった。」
「お前はまだマシだ。」
「練って不幸体質だよな。」
「変な奴に絡まれるし…」
「ランシェ、なんで蹴るだけで終わらせたのよ。歩けなくするまでしなさいよ。」
「いや、めんどくさかったから…」
「練君のことをバカにした時点で下半身はなくしても良いのよ。」
「いや、ダメだろ…」
「これからどこにいくんですか?」
「商会に行ってまず、お金をもらったら、また売る物を考える。」
「明日、不動産に行くのか?」
「ああ、できる限り大きいのをな。」
「そこを本部にするんだな?」
「まぁ半分くらい正解だな。」
「半分くらいなのかよ…正解はなんだ?」
「たまには自分で考えてみろよ。」
「それりゃね〜ぜ…」
「バカね。これは試練なのよ。練君の考えをわかるための…」
「お前の方がバカだろ。頭の中がお花畑過ぎるぞ…」
「まぁ、今日は騒ぎたいだろうから…早く用事終わらそうと思ってな。」
「流石、リーダーだぜ。分かってる!!!」
「ランシェ、お前の中でリーダーは都合の良い言葉のようだな。」
「いや、そんなことはないよ?」
「お前の本心は分かってるからな…」
「お前のスキルズルイよ。」
「まぁ、良い。それより着いたぞ。」
「デカイな…」
「リリィさんに会いに来たんだが、練が来たといえば分かるだろう。」
「わかりました。すぐに連絡するので、お待ちください。」
「わかった。」
「連絡が取れましたのでご案内します。」
「わかった。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「一週間も連絡が取れないからどこに行ったのかと思ったわよ…」
「いや、すまない。探索に出てた。」
「で、一週間でどこまで行ったの?」
「ひとつ、完全攻略して来た。」
「本気で言ってるの?」
「当たり前だ。すぐに広まる。」
「そりゃ、そうよ。初めてだもの…」
「まぁ、それで探索で出た自分達で使わない分をここに売ろうと思うんだが、大丈夫か?」
「多分、大丈夫だと思うんだけど、まず、この間、魔物の素材を売ってくれた分で金貨十枚ね。」
「金貨十枚ってどんだけ売ったんだよ⁉︎」
「状態が悪いのも入れて五百くらいか…」
「ええ、確かにそうよ。」
「ギルドってどんだけぼったくってんだ…」
「これの半分も行かないわね。」
「それより、魔石だが下位二千五百と中位千二百だが大丈夫か?」
「そんなに多いの⁉︎」
「ああ、本当だ…」
魔石を机の上に置いた。
「上位は待ってくれ。魔道具に使ったり武器にしたいから…絶対に余るが、余ったら持ってくる。」
「本当に⁉︎絶対よ!!!」
かなり必死だ。おそらく上位は手に本当に入らないのだろう。目が輝いている。
「ああ、それより買い取れるか?」
「えっと、一個当たり、魔石の下位が銅板六枚で中位は銀貨六枚だけど良い?」
「良いよな?」
「当たり前だよ。ギルドじゃこの半分くらいだよ…」
「じゃあ、お願いする。そういえば魔石の上位はいくらなんだ?」
「うちなら金貨六枚ね。」
「なら最上位は?」
「白金貨六枚は行くでしょうね。もしかして手に入ったの⁉︎」
「まぁ、二個だけね。」
「どうにかして売って欲しいけど、今、そんなに金がないよ…」
完全に泣きモードに入っている…
「えっと、まだ、探索するから手に入って余ったら売るよ。」
「本当に⁉︎絶対よ!!!約束よ!!!」
「それなりにおまけとかをしてくれたら嬉しいなぁ〜」
「そんなの全然大丈夫よ!!!魔物の剥ぎ取り代は今度から抜いて良いわ。あと、他に何か、困ってることない⁇全力で協力するわよ!!!」
「俺たちまだ、宿に泊まってるんだが…そろそろクランの本拠地が欲しいんだ。なんか良い案はあるか?」
「任せて!セバス、早く来て!!!これからこの魔石の鑑定とお金と大きな家を用意しなさい。今すぐに」
「かしこまりました。」
「一応、鑑定をするけど、多分大丈夫だと思うわよ。」
「あと、有名な鍛治職人を教えてくれ、話し合いは俺らでするから…」
「なら、イゼリアの西にいるギルアという人に会いに行った方が良いわよ。ただ認めた人にしか、打たないけどね。」
「そうか、ありがとう。」
「とりあえず、金板八枚と金貨七枚ね。」
「初めて金板を見た…」
「私も…」
「ならこれが白金貨でこれが白金板だ。」
練が普通に、アイテムボックスから取り出した。
「なんで貴方が持っているの?商会ですら白金板はほとんど持ってないに等しいのに…」
「企業秘密だ。」
「そう、客に嫌われるのは嫌だから詮索はしないわ。」
「家の件は任せる。気に入ったらこっちもサービスするから…」
「本当に⁉︎セバス来なさい。死んでも良い物件を探さないと首にするわよ!!!」
「かしこまりました。」
完全に執事がとばっちりを受けてる。
「じゃあ、また明日来るぜ…」
「ええ、また明日。」
「面白い人だな。」
「練、なんであんな大金を持っているんだよ。」
「クソ豚のへそくりを全部取って来たってことだ。これで察しろ。」
「練、お前って最高だぜ!!!」
「ええ、最高ね。」
二人とも大爆笑していた。
「普通、怖いからできないわよ…」
「それでも練はやっちゃうんだな。」
「はい。」
「泊まってる宿の下で騒ぐか。あと、後で部屋に帰ったら金を分けるから後で俺に渡してくれ。それをクランと俺らで分けるぞ。」
「了解、しかも嘘をつけないしな。」
「安心ね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「結局、ダンジョンにあったお金と魔石を売ったお金で一人頭、金板四枚だ。」
「「「「「えっ⁉︎」」」」」
「本当に言ってるのか⁉︎」
「ダンジョンにあったお金が思ってたより多いらしいな。さらに、ダンジョンで死んだ奴のアイテムボックスを開けたらさらに出て来て、まだ増えるから後で渡す。武器とかは皆、違うから後で同じ種類の武器を渡すからいるかいらないかを言ってくれ。」
「いや、武器はちょっと見たいがお金はいらないから!これ以上、もらったら頭がおかしくなる!!!」
「私もいらないわ。」
「私もいいです…」
「なんだ、皆して、俺なんかお前らがもらった百倍以上のお金を持ってるんだぞ…」
「それで平気な顔ができるのは練だけだから…」
「そうか?わかった。何かあったら言えよ。多少は出すから。」
「それより王様のへそくりってどんだけだ?」
「私も気になったわ、それ…」
「それより下に行って盛り上がろうぜ。」
「これはクランから出すからな。好きなだけ食べたり飲んだりしろ。」
「サンキュー、練!!!」
「よし、朝まで騒ぐぞ!」
「良いですね、こういうのも。」
「酒は飲んでオッケーなんだよな。」
「俺は飲まんぞ。」
「なんでだよ。飲もうぜ。」
「俺はいつでも動けるようにしているだけだ。」
「なるほど、じゃあ、飲むか…」
「じゃあ、私も飲みません。練君が飲まないのに私が飲むわけにはいきません。」
「そこの夫婦はほっといて、飲むぞ!乾杯!!!」
「「「「「乾杯!!!」」」」」
それから十五分くらいして突然話しかけて来た奴がいた。
「あの少し、いいですか?」
「なんだ?」
メガネをかけた知的そうなイメージがある。ただ、弱くはないが俺たちほど強くはないな。俺たちのステータスは今はこうだからな。
無坂 練 16歳 男
レベル121
体力:1200
魔力:1200
筋力:4800
敏捷:4800
耐性:2700
運:50
スキル
《心の声》《スキル無効》《統率者》5人《気配察知》
早川 瞬 16歳 男
レベル91
体力:1350
魔力:1080
筋力:2025
敏捷:1620
耐性:1350
運:50
スキル
《剣術》《土属性》《身体能力強化》《加速》
黒木 凛 16歳 女
レベル96
体力:1425
魔力:2700
筋力:1080
敏捷:1425
耐性:1080
運:150
スキル
《念話》《遠視》《風魔法》《魔力探知》
中山 癒沙 15歳 女
レベル81
体力:600
魔力:1200
筋力:600
敏捷:600
耐性:600
運:200
スキル
《治癒魔法》《魔力強化》《魔力回復速度強化》
ランシェ・マグナス
レベル76
体力:900
魔力:1125
筋力:900
敏捷:1350
耐性:900
運:30
スキル
《爆発魔法》《体術》《チャージ》
メルエール・シングンクト
レベル75
体力:592
魔力:1665
筋力:592
敏捷:1665
耐性:592
運:50
スキル
《歌魔法》《暗殺術》《鑑定》
「嘘をつくのは好きでは無いので単刀直入に言います。貴方のクランに私を入れてくれますか?」
「ヘェ〜こんな変わり者集団に入りたいなんて、お前って変だな。」
「はい。私は変わり者ですから。」
「前は何をしていたんだ?」
「昔は王宮で文官をしていたんですけど、上司にお前はバカだと言ったら首にされました。」
ランシェが爆笑してる。
「お前って最高だな。」
「ええ、そうでしょう?」
「お前にひとつ質問があるんだがいいか?」
「はい、なんでしょうか?」
「お前はこの国のことをどう、おもう?」
「これは私のことを試しているのですか?」
「まぁな。」
「そうですね…正直、私が宰相をやった方が少なくとも思いますね。だからこの国はバカですね。」
すると、皆、爆笑し始めた。
「こんなバカがこんな所にいるなんて思わなかったぞ!!!」
「本当だ。最高だぜ!!!」
「ええ、よっぽどの馬鹿ね。」
「これはどういうことですか?」
「簡単に言えば、合格ということだ。仮だがな。」
「仮、ですか?」
「うちのことをちゃんと聞いてからにしろ。それでも入りたいなら来いよ。」
「なるほど…」
「とりあえず、お前も飲め!!!」
「いえ、私はこれで…」
「いいから飲め飲め!!!」
完全に巻き込まれていた。
「お前の名前はなんだ?」
「シュハイツ・ケンフリッツです。」
「わかった。シュハイツ、飲もうぜ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜には皆、酔いつぶれてしまった。
「皆、朝までは騒げなかったわね。」
「まぁ、当たり前だろ。」
とりあえず、癒沙とランシェとメルエール、シュハイツ、瞬、俺と凛の部屋を取った。
「ようやく、一歩前進って感じね。」
「ああ、着いて来てくれてありがとな。」
「えっ⁉︎そんなの当然じゃない。」
「いや、本来なら城にいればもっと安全だったのにと思ったからな。」
「私は自分の意思でここにいるの、だから後悔はしてないよ。」
「凛」
「なに?」
「俺と真剣に付き合わないか?正直、お前以外が隣にいるのが考えられなくてな。だから俺と付き合わないか?」
「えっ?本当に私なんかで良いの?」
「ああ、お前がいい。」
「私、すごく、めんどくさい性格よ。」
凛が泣きながら話している。
「知ってる。」
「すごく、嫉妬深いよ。」
「それくらいの方が可愛いよ。」
「そう、かしら?」
「ああ。」
「こちらこそ、お願いします。絶対に逃がさないんだから…」
「お前こそ、俺から逃げれるなと思うなよ。」
「うん」
そして二人の影が重なった。
次の日の朝
「おい、なんであんなに上機嫌なんだ?」
「さぁ?」
「何か、あったんですかね。」
「あの状態になるのは練と何かがあった時になったわよね?」
「ああ、じゃあ何かがあったのか?」
「そうじゃないとあの状態にはならないわよ。」
「おい、どうしたんだ、皆?」
「いや、あれを見ろよ。」
「ああ、凛か…」
「なんか、あったのか?」
「昨日の夜に告ってキスしたらああなった。」
「「「「えええぇぇぇ⁉︎」」」」
「うるせぇな。なんだよ?」
「いつの間にそんなことに…」
「練君、クール過ぎます。」
「どうせ、隠してたってバレるんなら、早く言った方が良い」
「確かにそうだけどさ…」
「練君、おはよう。」
「ああ、おはよう。」
「これから、このラブラブカップルを毎日見なければならないのか…」
「それはしょうがない。」
「よし、とりあえず、シュハイツに説明するか。」
「よろしくお願いします。」
「このクランの表の目的は魔王討伐やダンジョン攻略、裏の目的は革命だ。」
「いきなり過ぎて何を言っているのかわからないんですけど…」
それから、俺らのこと、王様のこと、ランシェたちのことを話した。
「ということだ。どうする?」
「まぁ、元からこの国は嫌いでしたので、私は入りますよ。」
「変わった奴だな。」
「貴方達ほどではないですよ。」
「これから、よろしく。」
「ええ、よろしくお願いします。」
「さて、商会に行くか…」
こうして、また一人仲間が増えた。
「とりあえず、十個売ることにした。」
「本当⁉︎ありがとう。しかも十個もなんて…」
「そうか、家は見つかったか?」
「それはちょっと待ってくれない?今、不動産屋と話してるから…」
「そうか、まぁいい。金の用意はできてるのか?」
「金板六枚でしょ?出来てるわよ。はい、これ。」
「確かに受け取った。これから西の鍛冶屋に会いに行くつもりだ。」
「そう、何か売るときになったらまた来てね。」
「ああ、わかった。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「二人に尾けられてるな…」
「ああ、商会を出た辺りからな。」
「かなりの腕だが、まだ甘いな。」
「どうするの?」
「一旦、様子を見よう。もし、仕掛けて来たら返り討ちにしたらいい。」
「それもそうだな。」
それから店の近くまで仕掛けて来ないので
「これは釣るしかなさそうだな。」
それから、鍛冶屋を通り過ぎて西の森に入って行った。すると、やっと動いた。
「来るよ!」
「俺とランシェでやるぞ!」
そこに現れたのはまだ小さい子どもだった。まだ12歳くらいだ。
「メルエール!」
「『鑑定』…《身体強化》《暗殺術》《ダイブ》よ!」
「ダイブは気をつけろ!!!」
まず、一人が練の所に、来た。練はスキル無効にし、敵がスキルが発動しないのを戸惑っている間に無力化した。
「『風弾』」
「『炎爆発』」
「『縛の歌』」
ランシェと凛と瞬が追い込んでいき、そこにメルエールが攻撃し、弱った所にランシェが一撃を入れていた。
「まだ、小さいのにこんなに殺すのに慣れてるとは思わなかった。」
「完全に首しか、狙って来なかったからね。」
「だから、逆に読めやすいだがな…」
「それよりこの首輪って奴隷ってことだよな?」
「ほぼ、確実だろう。」
「誰かに命令されたってことだよね?」
「とりあえず、縛ってから起こすか…それに俺なら首輪を取れるからな…」
それから、数分後二人は起きた。
「うううっ」
「ここ、どこ?」
「お前ら、起きたか?」
二人は警戒してすぐに起きて、後ろに飛ぼうとしたが、縄で縛られてるので出来なかった。
「お前らはなんで俺らを狙ったんだ。」
「命令されたから。」
「誰にだ?」
「答えられない。」
「その首輪が原因か?」
「うん。」
ずっと、片方の男の子しか、話さない。
「お前らは兄妹か?」
「うん。こっちは妹。」
「その首輪を外してやったら、全部話す気はあるか?」
「まず、外せないから意味がないよ。でも、外れるなら全部、言う。その代わり、友達を助けて欲しい。」
そう言われたので、首輪を無効にして壊してやった。
「お兄ちゃん、首輪が壊れたよ!」
「うん。」
びっくりし過ぎて、まだ状況が理解できていない。
「じゃあ、そろそろ話してくれないか?」
「僕たちは実験室に入れられていて、使えるから領主に仕える暗殺者をしてた。」
「じゃあ、命令したのは領主なの?」
「うん。そうしないと友達を殺すって…」
「みんな、予定をかなり繰り上げるぞ。実験室にいる子はお前達以外に戦闘力があるやつはいるか?」
「いっぱい、いるよ。僕たちより年が上の人とか、すごく強いよ。」
「なら、まずは実験室を潰すしかないね。」
「それから、噂を流して、一気に領主を殴るで良いよな?」
「まずは、俺と凛とその兄妹で実験室に行く。その間にお前らは領主が街の子供や人を誘拐して実験台にしていたと広めてくれ。」
「俺も実験室に行きたいんだけど…」
ランシェが言ってきた。
「じゃあ、実験室の外で逃げる奴を捕まえてくれ。思いっきり、殴っていい。」
「わかった。」
「瞬とメルエールはその間にお願いする。商人を使いまくれ。あと、拡声機を使え。好きにやれ。あと、冒険者に募集をかけろ。無料でいい。その集まった奴らの顔を覚えとけ。あとは凛で報告する。」
拡声機はダンジョンの下で見つかったものだ。
「お前ら、名前はなんだ?」
「僕はルイ、妹はレイ」
「そうか、案内を頼めないか?」
「うん。じゃあ、行こう。」
「ここから、近いのか?」
「東にあるから、少し遠い。」
「お前らは案内をした後は、ルイは俺について来い。レイは凛と一緒にいて、誘導を頼む。」
「わかった。」
「うん。」
突然、弟と妹が出来た感じだ。今も話しながらだが高速で移動している。
「瞬、メルエール、後でな。」
「おう。」
「そっちも気をつけて。」
中央まで来たので、一旦、別れた。
「あの建物がそうだよ!」
「随分、デカイ建物だな…」
「よし、一発目は俺にやらせろ。」
「おい、お前ら止まれ!」
門番が止めに来た。
「『爆裂拳』」
ドゴゴゴンッ
門番ごと、後ろにあった扉をぶち壊した。
「よし、行って来い。ここは俺と癒沙に任せろ。」
「ああ、気をつけろよ。」
『マイクテスト、マイクテスト。街のみんな聞こえるか?俺はクラン栄光の剣の一人だ。実はみんなに大事なことを発表したいと思う。実はこの街に実験場を見つけた。街にいて突然、いなくなった奴がそこで人体実験にされていた。それを命令していたのは、この街の領主だ。そこで我々、栄光の剣は鉄槌を下すために実験場を破壊し、領主を倒す。もし、お金はあげれないが協力してくれる奴がいるなら冒険者ギルドに来てくれ。頼む。』
「よし、これでいいな。」
「じゃあ、行ってくるね。」
「ルイ、案内を頼む。」
「こっちだよ!」
それからどんどん、進んで行った。
『侵入者を撃退してください。』
スピーカーから聞こえてきた。
「どこに、捕まっているんだ?」
「地下室だよ。」
「階段は一番遠い所にあるんだ。」
「それはめんどくさいな。」
そう言って、下に思いっきり殴った。
ドゴゴゴンッ
「よし、道が出来たぞ。行くぞ!」
「「・・・」」
ルイとレイはまだ、状況が理解できていないらしい。
「ルイ君、レイちゃん、早く来ないと遅れるよ。」
「う、うん。」
「ま、待って。」
下に移動した。そしたら檻がたくさんあった。そのうちの一つをぶち壊した。
「お前ら、ちょっと来い。」
そう言って、どんどん首輪を取っていった。
「あ、ありがとう。」
「早く、行け。凛とレイが先頭で行け。ここは俺とルイで大丈夫だ。あと、ランシェに上に炎爆発を使ってそこにみんなを呼べ。あと、戦える奴は自由のために戦え。凛、そっちは任せるぞ。」
「うん。練君も気をつけてね。」
「ああ。」
「みんな、ついて来て!!!戦える人は戦って!」
凛が引き連れて脱出していった。
「練兄、この檻を壊して。」
俺はいつからお前の兄になったんだ?
まあ、気にしたら負けだ。
「わかった。」
「あと、何人くらい、いるんだ?」
「あと半分くらいかな…」
「おい、今の時点で二百はいるぞ。冗談だろ?」
「この施設にはだいたい五百くらいいるからまだ、半分はいるよ。」
「わかった。次に行くぞ。」
それから二十分くらいして全員の首輪が外れた。
(初めて、魔法薬を使ったぞ。)
今まではこんなにスキルを使ったことがなかったので、魔力が足りなくなったのだ。
「よし、全員、脱出してるな…これから敵を倒しに行くぞ。」
「うん。」
「この施設には手練れはいるのか?」
「いや、僕よりは弱いくらいだよ。」
「なら、余裕だな。」
そう言って上へ上がっていった。
「貴様ら、待て!!!」
「お前らには帰る場所が無いんだぞ!」
「それくらい俺が与えてやる。」
思いっきり、剣の腹でぶっ飛ばした。
「ぶはっ」
「ルイ、遠慮するな。こいつら敵だ。」
「うん。」
それからすぐに全員、捕まえた。
外に出ると、
「すごい数だな。」
まず、五百人いる上に、身内を探す人や、協力しようとやって来た冒険者がいる所為でとんでもない人数がいる。
「練君、瞬君から連絡があったんだけど、今、領主の館の前にいるんだって、突撃していいかって?」
「好きにしろ。ただ、殺すなよ。」
「わかったわ。伝えておく。」
「これから、商会に行って家を貰ってくる。」
「私も行くわ。」
「ここはランシェと癒沙に任せるか。ルイとレイはここで待っていろ。住むところを探してくるから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、私の所に来たわけね。」
「ああ、とりあえず、三百くらいが住める所が欲しい。」
「五百じゃ無いの?」
「領主の家をもらうから問題ない。」
「ああ、なるほどね。」
「それで、用意はできるか?」
「今、考えてる物件が三つあるんだけど、全部あれば、多分、足りると思うわよ。」
「そうか…」
「練君、瞬君達が制圧したらしいわ。」
「流石に仕事が早いな。その物件を全部、売ってくれ。」
「そうね、白金貨三枚でどうかしら?」
「わかった。」
白金貨を三枚テーブルの上に置いた。
「本当に貴方、お金持ちね。」
「そうでもないよ。」
「よし、シュハイツに連絡して、あいつに押し付けるぞ。あいつの能力を確かめさせてもらう。」
「わかったわ。」
凛が念話を使ってシュハイツに家の住所などを言っているみたいだ。
「俺たちは領主の所に行くか…」




