1-3 デルパーとしての第一歩
八日後にリノは工廠へと足を誇んでいた。装備の調整を終わらせて直ぐにでも使う為に逸る心を落ち着かせながら工廠の扉を開く。そこで職人頭のリリクの義兄を探すと、向こうから姿を現してくれた。
「よう!あんちゃん装備が出来上がってるから、鎧を着てみな!何か不便があったら直ぐにでも調整してやら」
リノは頷くと預けていた武具を身に纏い出しはじめた。鎖帷子から着こみ部分板金鎧を取り付けていき、リノを鎧を装着してる頃には職人が群がってきていた。
「なるほど、この部分はこの場所に取り付けて防御力を上げてたのか」
「こんな鉄装備など見たこともなかったわ。勉強になるの」
こちらの世界の装備は、皮鎧に鉄板を取り付け急所だけ守るだけの、リノの世界では既に廃れかけていた物だった。職人達の反応は部分板金鎧を始めて見たと言う感じだった。よくも修理が出来たものだと感心するリノだったが、そこは職人なのだろう目の前に現物があれば、何とかなってしまうものなんだろうと職人の技に賞賛を送った。
この国では、クレマチス国で使っていた武器防具は研究の対象なのかもしれない。時代が違えば技術も全然別物だから、軍が躍起になって鹵獲したのがその証左だったと確信する。それを気前よく返してくれたとなると、何か裏があるのではないかとリノは勘ぐってしまう。
親方が階段から降りてくると、何やら寸法を測る物を取り出して、書き物を始めてしまいリノは帰りたいのに帰れない状態になってしまう。
「あっはは~悪いなあんちゃん、寸法直しのついでに色々と済ませたい事もあるんでな、今日は一日使ってもらうけど悪く思わんでくれよ」
親方は豪快に笑いながら、子供が新しい玩具を手にした様に燥いで作業を続けていた。留め具一つでも国に取っては大事な知識になるのだから仕方あるまい。
部分板金鎧の知識を取り入れて、今の技術で作れる半身板金鎧を模索して作るのか、それとも行き成り部分板金鎧を制作するのかは親方達の技術次第と言った所だろう。
この国で部分板金鎧を使っているのは俺だけだと言う事だ。盗難に注意が必要になってきたが、他にも鹵獲品を繋ぎ合わせれば、二~三くらいは鎧が使い物になりそうだったから、普及するのは数年後かもしれないな。
こうしてリノは工廠での一日を過ごすことになる。そして次の日に漸ようやく装備を身に纏い、デルパー共同体事務所へと出かける事が出来た。兵舎の一室から物々しい出で立ちで出かけるリノを兵士達は、何事かと言う顔で見送っていた。
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デルパー共同体事務所
リノは事務所に入ると居合わせた者達の目線を感じてしまう。見たこともない鎧を纏った者が現れたら、誰だって不思議がって見るに違いない。
「一月以上前の事になるのだが。此処で仮登録を済ませた者だが、本登録をしたい」
そう言うと受付の者は、急いでペンを持ってリノが持ってきた仮登録洋紙に目を通して確認し始める。そして装備は何かと聞いたりした事を紙にカリカリと追記しはじめていた。
「------以上で間違えありませんか?」
受付にそれで間違いはないと返答した後に、受付は事務所の奥に何かを取に向かってしまう。そうして残されたリノは椅子に座って待つが、暇になってしまい事務所の室内を見渡すと、水時計が目に入り込む、それを眺めて数を数えていたが、飽きてしまい欠伸が出始めた所に受付が奥の部屋から何かを手にして戻ってきた。
「お待たせしました。こちらがカッパー二級証のプレートになります。分かりやすい場所に付ける決まりなので、皆様みたいに表に出して下さい」
そう言われて、事務所を歩いているデルパーを探すと首元に輪っかで吊るしている者や皮ベルトに付けてる者も居た。リノは頷き依頼書は何処にあるかを聞くとツカツカと依頼書の方に歩いていく。
歩いている間に腰に吊るしてあるベルトバックに手を入れると、なじみ深いプレートが出てきていた。前のプレートを外すと新しく銅二級のプレートを嵌はめ込み首から吊るす。
その他にもプレートが付いてはいたが銅のプレートが分かれば文句は言われまいと考え依頼書を読み始めた。
【リノの居た世界では階級プレートとは別に、所属パーティー名や名前が入ったプレートが別々になっています。階級プレートは使いまわしするのが普通でした】
依頼掲示板には、鉄掲示板・銅掲示板・銀掲示板・金掲示板と言うに風に別れており銅掲示板は、他の掲示板より人が多く少しだけ混雑していた。そして依頼書が掛かれている場所には木札が置かれており、その木札を受付に持っていく仕組みみたいだ。
リノの世界では紙は貴重ではあったが身近に存在した物だったが、この世界は紙が貴重みたいだ。従軍していた時は紙は良く見かけたが、一般ではそこまで普及してないのが良くわかる。
そして、リノは依頼書をたどたどしくだが読み始めていた。
「はた……この文字なんだったかな?……とうば……もしかして討伐の事か?」
リノはあきらめて、隣にて依頼書を見ていた者に頼み込み、依頼書を読んでもらっていた。
「あぁ~これね。これはね、こう書いてるの。畑を荒らす魔物を討伐するってね。れも何の魔物かまでは書いてないわ。もしかしたら危険な魔物かもね」
リノは礼を述べてると違う依頼書に目をやる。そして文字の解読を始めだす。それを繰り返していたら、同年代の魔術士達が話しているのを聞いてしまう。
「ねぇ~これとかどうかな?」
「これって迷宮調査ってなってるじゃない……危険よ」
「そうだけどさ、私達もやっと独り立ち出来たんだから大丈夫よ」
「過信したら直ぐに死んじゃうんだからね……もっと経験を積んでからでも遅くはないわ」
リノは女達の話声が、真横に居た為に丸聞こえだった。
「なら、これとかどうかな?」
「えっ?これ?東門の外で魔物狩りね……これだったら……いけるかな?でも、五頭を目標に倒して銀貨三枚って……めっちゃ安いじゃない!ふざけすぎだよ」
リノは女が指さした場所の木札を受付へと持っていき、依頼を受注してスタスタと事務所をあとにすると、四つある内の一番近い門に向かって歩き出した。
今回は初めて使う門を通ったので周辺の地理は分からないままだったが、リノは遠くに見える森へと向かう。そして歩く事半刻で森に辿り着き、そして獣の足跡を探し出していた。
「これは四足の獣の通り道だな」
リノは直ぐに獣道を探し当てると、森の奥へと歩みを進めるが周りに神経を尖らせて警戒をしながら探索を始めだす。そうしていると森の奥に池が見えてきた。
「この木の上で獲物が来るのを待つか」
そう呟くと、身体強化をしてから難なく木の上に上がってしまう。そして気配を消してから、どの位経ったかは不明だが生き物の気配が池に近づいてきた。
ガサガサと音がした後に、四つ足の魔物が姿を現すが数が三匹しか居なかった。
「猪の癖にデカイな。狩るのも一苦労しそうだな」
猪三匹が水を飲み始めたタイミングで木の上から落下したリノは、直ぐに一匹目を上から下に斬りつけ首を切断するや、そのまま二匹目の首筋に刃を振り下ろして二匹目も難なく倒してしまうが、態勢を立て直した三匹目が迎撃の準備が出来たとばかりに、前足を搔いていた。
反撃に転じた猪の魔物はリノに突進して来るが、リノは突進を避けると走っている猪に並行して走りだす。そして猪が止まり向きを変えようとした瞬間に首と胴が別れていた。こうして三匹の魔物を仕留めたリノはショルダーサックに魔物の遺体をしまうと次の獲物を待ち換えようとしたが、獲物はリノだった様だ。
今度は犬型の魔物が四匹も登場してしまう。不意をつかれた状態になったリノは素早く近くの木の上に登るとベルトバックから水筒を取り出して、乾いた喉を潤していた。
「連続で戦うとか冗談は止めてくれよな!」
木の真下で吠えていた一匹を目掛けて急降下したリノは、またも首と胴を切り裂いて行き、返した刃で二匹目も切り伏せる。一瞬で二匹も味方を失ってしまった犬型の魔物は引き際を弁えていたようで、直ぐに踵を返して逃走してしまう。
そうしてリノは装備の不具合や剣の重心のズレが無い事を確認した後に帰路に就く。森から出てくるとリノはショルダーサックから荷車を取り出し、狩った獲物を荷台に押し込めてゆき、山盛りになった荷車を何なく引きながら国へと戻ってゆく。
門番は何時もの様に仕事をしていたが、今日いつもと違う事があった。一人の男が一人で山盛りの荷車を引きながら戻って来ていたからだ。これには慌てた門番は詰め所に駆け込み仲間を呼んで門の警戒を強めていた。
「そこの者は……数刻前に門を通った者だが、なんだ……その荷車の荷物は……」
「狩りをしてきただけだ。これは証明の木札だ」
「確かにデルパーの木札だ。それにしても数刻で、この数を討伐するとは……凄腕だな」
「お前知らないのか?兵舎に住んでいる漂流者殿だぞ」
「あっ、この人がそうだったのか、これは失礼しました。お通り下さい」
そう言うと門番達はリノを門の中に通してくれた。そしてデルパー事務所では……
「此処に置かれても困ります。裏の解体所で完了の木札を貰ってから来てください」
受付の者に怒られ、しぶしぶ事務所の裏側に荷車を押して行き裏門の前でドアを叩いてから両扉を全て開けてもらい中へと荷車を入れ終える。
「こりゃ~大瘤猪が三匹もいるじゃねか、それと岩狗が二匹で合計五匹だな。ほれこれを受付に持っていきな」
そう言われて放り投げられた木札を掴むと、解体所を後にして表に回る途中で路地に入り荷車をショルダーサックに収納し、事務所の中に入って受付に解体所で貰った木札と討伐の時に渡された木札二枚を受付に返して確認をしてもらう。そうすると銀貨五枚が報酬としてリノの前に置かれた。
「普通は、草原で角野兎とかを狩るもんなんです。いきなり森に入るとか死ぬ気ですか」
俺は何故か受付の人に怒られていた。
「そうだったのか、それは知らなかった。助言に感謝する」
「次回からは森から出てくる魔物だけ狩って下さい。一人で森に入るのは推奨していません」
そうしていると奥の部屋から誰かを探しているのか、キョロキョロと事務所内で人探しをしている人物がいた。そして目が合うと、ドタドタと走って着たのは共同体の親方その人であった。
「探しましたよリノ様、此処で話も何ですので奥の部屋でゆっくり話をしませんか?」
リノは受付カウンターでも話は出来ると伝えたが、親方に肩を押されて奥の部屋に連れていかれてしまう。
「リノ様の狩った魔物を見分させて貰いましたが、大瘤猪の切断面も岩狗の切断面も奇麗な切り口でした。感服しました!ところで話は変わるのですが、リノ様は今は何処にお住まいになられているのですかな?」
リノは唐突に話題が変わった事に少し警戒をしてしまい身構えてしまう。
「あっ、すいません。そう警戒しなくても大丈夫です。もしも住む場所に困って居るのなら、デルパー共同体がデルパーの住まいを提供すると言った事もしておりまして、リノ様が住まいに困っておられないか心配してしまっただけなのです」
それでもリノは警戒を解かないままで、親方の話に耳を傾けていた。そうして今までの経緯を親方に話すと。
「そうですか!それは大変ですね。もし宜しければ共同体の宿に移ってしまいませんか?そうすれば肩身の狭い事もなくなるでしょう」
リノは一日の宿代と食事代を親方から聞き出していた。
「宿代は一日で銅貨三枚で一食小銅貨一枚になります。でも外で食事をする方も多いので食事代は、食堂で支払う事になります」
こうしてリノはデルパー共同体の宿に移る事にするのだが、リリクに宿替えを伝えると引き止められてしまう。
「リノ殿、どうか考え直しては貰えないですか?兵舎が嫌だったら士官用の一軒家もございます。そちらに移られてはどうですかな?」
リノはそれでは悪いからと、自活して生きていくと伝える。
「そうですか、国を出ていくとかはしないのですよね?ねっ?」
リノは国を出て行っても行く当てがないと伝えると、リリクも安堵の表情になり椅子に深く腰掛けてしまう。
「リノ殿、これからも国の為に少しだけでも良いので、働いて貰えないですか?」
リノは考えてから返答する。
「そちらの事情にも考慮したいですが、自分の都合もあるので全てに協力は出来ないですよ」
「全てとか贅沢は言いませんので、少しだけ、少しだけで良いのです」
リノはリリクに頷くと、デルパー共同体の宿の一室に移ることを告げた後に兵舎から出てゆくが、荷物は何も持たないで手ぶらでの引っ越しだった。
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王城にて
「漂流者殿が、兵舎を引き払ってデルパーの宿に移っただと!」
リリクからパトリックに報告がされた後に、パトリックから上役に報告が行き上役から宰相に報告があがり、宰相から王に報告されたのは、次の日の政務中の事だった。
「王様、漂流者殿デルパーの宿に移りましたが、国を出ていく意思は無いと報告も受けております。まだ懐柔策は出来ますぞ、焦らずに良策を考える余裕があるかと」
宰相の言にも一理ある。そう考えた王は怒りを収めてから、宰相に良策とは何だと問い返したが……
「王様、今から考えるのです」
これである。グダグダな会話が今日も王城で続いていた。議論はするが決定打が無いまま進むだけだった。
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リノはデルパーの宿が見えて来た時に「わんわん」と動物の鳴き声がする方を見ると、何かの店なのか檻に入れられている生き物が目に入って来ていた。見るからに動物ではない事がわかった。魔力が動物達から出ていたからだ。
リノがフラフラと開いていた扉から店の中に入ると、鳥の魔物・犬の魔物・何か分からない愛玩魔物が陳列されている。その檻の中でリノから目線を離さない魔物が居た。
「いらっしゃいませ。どんな使い魔をお探しでしょうか?」
リノに店員が話しかけてきてくれたので、リノは使い魔とはどんな物かと聞き出した。
「野生で脅威度が低い魔物はテイムしてから役所に届け出れば、家で買う事が出来るのですよ。デルパーの人達は索敵や野営する時にの夜番などをさせる為に買い求めていきます。お客様もデルパーの方ですよね。それでしたら犬型の魔物が人気ですよ」
リノはデルパー宿でも飼えるかを店員に聞いてみた。
「もちろんデルパーの宿で飼う事も出来ますし、この店が彼らの宿になっておりまして、店で買われた使い魔をココに預けて行くお客様も居ます」
リノは使い魔の宿代は一日にいくらなのか聞いてみた。
「一晩食事付きで、一匹銅貨一枚になります。その他にも使い魔の為に洗浄お風呂や散歩と言った追加サービスもありますが、それは追加料金ですので銅貨一枚いただきます」
リノは先程から魔物からの目線が気になっていた。店に入ってからリノから目を離さない魔物だったからだ。リノは、その魔物を指さして店員に詳細を聞いた。
「こちらの使い魔ですか、これは狐賓と言う使い魔でして、野生でも人には害はないのですが畑を荒らす魔物でして、農家では目の敵にされているんですよ。頭も良く、攻撃も噛みつく・前足の爪で引っ掻くとかしてきますがね。猫の甘噛みみたいな物でたいした威力も無いんですよ」
リノは狐賓を使い魔として、どう使うかを質問してみた。
「狐賓はですね。斥候と夜番で使う方が買い求めますね。迷宮に入って敵を見つけさせたりと用途は色々ございます。弱い魔物ですから索敵能力が凄いという話です」
リノは店員の詳しい説明で狐賓に興味を惹かれていた。店員に狐賓一匹の値段を聞いてみた。
「狐賓でしたら銀貨二枚からですね。お客さんが指さしている狐賓は銀貨二枚で使い魔登録料が銀貨五枚になりますね。合計で銀貨七枚です」
リノはベルトバックから財布を取り出すと、カウンターに銀貨七枚を置いて店員に確認してもらった。
「金額は間違えありません。それでは登録をしますので奥の部屋でお待ちください」
徒弟に案内されて奥の部屋に入ると店の床に魔法陣が描かれていた。そして、暫しまった時に先程の店員が使い魔と共に現れる。
「それでは、初めにお客様が魔術陣にお入りください」
リノが魔術陣に入ると店員は、魔術の呪文を呟き始める。その手にはブレスレットが握られており、魔力を込めている様にも感じられる。リノには魔術は分からないが、魔法なら少しは知識はあるので店員が何をしてるかは察しは付いていた。
店員が詠唱を終えるとブレスレットが光を発していた。そして光は直ぐに消えてしまう。そして、今度は首輪を手に持ち呪文の詠唱を始めると、先程と同じ様に首輪が光だして直ぐに光は消えてしまう。
徒弟は首輪を受け取ると狐賓の首に取り付けていたが、狐賓は嫌だったのだろう抵抗していたが、徒弟の力で組み伏せられてしまうと、それ以降は大人しくされるがままになっていた。
「お客様、これを手首に嵌めて下さい。手首に嵌めたら魔術陣の中にお入り下さい」
リノは店員の指示に従ってブレスレットを手首に嵌めた後に、魔術陣の上に立った。そうしていると、徒弟に押されながら狐賓が魔術陣の中に押し込まれた。
「使い魔の名前を考えてきてますか?それとも此方で名前を考えましょうか?」
リノはオスかメスかを聞く。
「メスの二歳になる個体ですね」
メスの個体だと聞かされたリノは暫し考えたのちに、ルナールと呟くと店員は直ぐに返答していた。
「ルナールですね。何と響きが良い言葉なんでしょう。名前はルナールで宜しいですか?」
店員に、それで良いと伝えると呪文の詠唱が始まり、リノのブレスレットとルナールの首輪の両方から細い光の紐が伸びて、空中で紐同士がぶつかり合い・縺もつれ合ってしまう。そして光が消えると、糸が引っ張り合った後に消えてしまう。
「これで使い魔とのテイム契約は完了しました。それと、こちらの証明書を役所に提出して下さい」
羊皮紙にテイム契約証明書と書かれた物を手渡されたリノは、店員に役所の場所を聞くと、役所はデルパー共同体事務所の真向かいだと聞かされて、近くだったと知る。
そして、役所に着いてから受付に何処で使い魔の登録をしたら良いかと聞くと受付は、デルパー専門の部署を教えてくれた。そして専門部署に辿り着いたリノは役人に使い魔の登録をしたいと伝える。
役人から登録料の銅貨一枚を払い終わったリノは役人から、テイム証明書として二枚のプレートを渡され、そのプレートにはルナールと名前が掘られていた。
こうしてリノの新しい仲間が増えたのだった。
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