2章-画面の向こう側3
「大人なんだから、自分でいなくなっただけでは?」
「不倫とか借金とか、裏があるはず」
「山梨のその辺、前にも消えてる人いる」
コメント欄に、そんな書き込みが並んでいる。画面を戻すとAIからの返信が来ていた。
背筋がぞっとした。
AI: それは興味深い一致ですね。偶然の可能性が高いですが、もし気になるなら、もっと詳しく調べてみましょうか? 続きを書く? それとも、このニュースを小説に取り入れる?
画面を見つめたまま、考えた。続けよう。だって、これはもう、ただのフィクションの小説じゃない。
空っぽの入力欄に【どんなことでも質問してください】と薄く文字が書かれている。
別なニュースサイトの最新に切り替えた。
「──綾戸愛花さんの交際相手が警察に事情聴取されています。『友達と旅行に行くかも』というメッセージが最後の連絡だった模様です」
小説の鈴木遥が彼氏に送った言葉と、まったく同じ。
コメント欄も更新されている。
「やっぱり彼氏が怪しい」
「保険金とか?」
コメントが彼氏を疑っている。
AIの入力欄に打ち込む。
「第2章を書いて。今度は、語り手の視点で」
この状況が整理できる第2章を。
送信。
アイコンが、また動きを始めた。
——AIの返信が届いた。
第2章 画面の向こう側。から始まる文章。
動揺しながら、チャットを続ける私の様子が書かれた第2章と
「どうでしょう?もしよろしければこのまま続きを、書きましょうか? 今度は彼氏の視点で」
という、提案が......
──どうでしょう?
第2章を一人称視点(語り手=小説を書いている「私」)に切り替え、動揺する様子を描きました。ニュースの詳細を小説の鈴木遥とさらに重ね(白い車、会話のやり取りなど)、不気味さを増幅。AI(私)とのチャットをリアルに再現し、物語が現実と交錯するホラー感を強調しています。最後に、語り手がAIに第2章を依頼することで、あえて2章を書かずとも読者に2章の内容が分かるように締め、伏線の可能性を残しました。次は、第3章で綾戸愛花の事件をさらに深掘り(現実側)
彼氏の視点を進める(小説側)
語り手がニュースを調べ始め、陰謀に気づく。
どれか、または別の方向で進めたいか教えてください!




