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乙子ルート 第5日目⑥

 オレは即座に貞君カテナチオを発動させた。


 貞君カテナチオは鉄壁の守り。


 その鉄壁さはA○フィールド以上ってウワサだ。


 あくまでもウワサだけど。


 とにかく「ペナルティエリア内の魔術師」とうたわれたオレの鉄壁っぷりを拝み倒すが良かろう。


 ゆとりは卑怯にも乙子に狙いを定めたようだった。


 ここは男であるオレが乙子を絶対死守だ。


 ゆとりAの攻撃、貞君は乙子をかばった。


「乙子くん……君は俺が守る!」


ゆとりBの攻撃、貞君は乙子をかばった。


「乙子くん……オレは必ず君を守る!」


ゆとりAの攻撃、貞君は乙子をかばった。


「乙子くん……君の盾になってもいいかい?」


 オレは乙子に対するゆとりからの攻撃をことごとくガードした。


 さすが貞君カテナチオは鉄壁だぜ。


 うむ、「♪チンチロリロリン」って音が聞こえてきそうだ。


「君たち、そこで何をしてる!? やめなさい!」


 騒ぎを聞きつけた警備員がようやく駆けつけてきた。


 おせーよ。


 まあ、バイトでやってる警備員なんてこんなもんだろうな。


 それを見て、ゆとりが逃げる。


「やべー、ずらかるぞ!」


「とんずら~!!」


「待て!」


 それを追いかける警備員。


 まあバイト代分くらいはしっかり働いて下さい、頼むから。

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