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「あれが女王ちゅ〜んかい?
だったらどうするよ?
あれを倒すことで階段が現れるっちゅ〜んのか?」
う〜ん、それはどうだろ?
あの看板のヒントはなんだったっけ?
源五郎の発言に対しては一さんが意見を出してくれた。
「あの看板では『女王に会え』とだけあった。
ならば会って話しかければよいのじゃよ。
きっとそういうことなんじゃろうよ」
えっ、そんな簡単なことでいいの?
それならすごい楽じゃない。
で、誰が行くかって話になった。
急に静かになった。
近づいていったはいいが襲いかかられたらどうしようといった不安はある。
話が通じるといった確証はない。
手を上げたのは蛇敏知。
蛇敏知だけには任せられないと気丈な一さんも同行することになった。
さらに遊海も立ち上がった。
なにもしなければなんの進展もない。
先に進むためには思いきったことをしなければならない。
無理だと尻込みしていればそれまでのこと。
先に進みたけりゃ無理なんて口に出してもいけない。
どんなことでも可能だと信じて突き進むべし。
半分以上はやけくそもあるかもだけど考えを変えなきゃ仕方ない。
遊海のヤル気エンジンがやっとフルスロットになった。
ここにきて急に変貌した遊海におぉっと声を上げて驚きと戸惑いを見せているのが源五郎。
お六の反応は、急に覚醒した遊海の積極性に目を見張っている。
それならと遊海に感化されたのかお六も俄然ヤル気になった。
お六がそうなったからにはカプセル妖怪たちもしっかり従うことになる。
独り取り残されることになった源五郎は「あれ?」っとなった。
気づけば独りっきり。
これは?
もう考えるまでもない。
行くしかないじゃないか。
真打ちは最後に出動やと自分を奮い立たせて行くしかないじゃないか。
皆の後を追って小走りになった。
ジワジワと人魚に近づいていった。
大勢で近づいていってるのに人魚は逃げない。
リラックスしてるように見える。
それにしてもと遊海は思う。
近づくにつれて人魚の姿が鮮明になってくる。
遊海が知ってる人魚とは大きく違ってる。
下半身は魚だが上半身は、それは綺麗な女性であるといった認識だ。
いま遊海が見ている人魚は女性のようではあるが、なんていうかグロテスクな姿である。
なんだか魔物そのもののような生きものを目撃してるみたいだ。




