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ずいぶん歩いた。
その後は何事もなく進めた。
感覚としては40分歩いたかなって感じだ。
島の端っこまでたどり着いた。
崖だった。
崖といってもせいぜい5メートルほどの高さ。
それでも海に落ちてしまったらどうなるかわからない。
ここは現実の世界ではない。
それにしても海が広い。
見渡す限りずっと海。
魚はいるのかね?
まさかとは思うが海の向こうには陸地があったりする?
「源さん、女王っていったいどんな生きものだと思う?」
遊海と並んで大海原を眺めている源五郎に話しかけた。
「女王っていうのは···
なんだ、ハチとかアリか?
他になんかいるか?
あっ、クモもいるか」
ここは、おそらく昆虫の島。
昆虫で女王ならそんなところか。
ハチとかアリが妥当だと思うがどちらにしてもそうとう厄介なことになりそうだ。
どちらにしても集団になる。
対抗できなくてもやらないと先に進めない。
正直、嫌だなあって思う。
蛇敏知からの報告が始まった。
あくまでも推察になるが、この島の大きさは伊豆諸島の大島より少し小さい程度ではないだろうかと言ってる。
徒歩で島を一周するなら2日。
樹々の間を潜り抜け戦闘もこなしていったりもあれば4日はかかるかもということだ。
それもスムーズにいっての話。
何日かの泊まり込みになるかなと覚悟するしかない。
これから具体的にどうすればいいかを話し合うことになった。
余計なことはなしでその女王とやらに早く会うにはどうすればいいかだ。
そうはいっても相手がどんな女王かがわからないので方向性が見つけられない。
困った。
また行き当たりばったりになってしまう。
こりゃ、難儀なことだと全員がう〜むと唸ってしまった。
ジッとしてるわけにもいかないので蛇敏知の提案を受け入れることになった。
他にいい案もないのでやるしかない。
安全をとるか女王探索を優先するかの判断になる。
それによってどういう行動をすることになるかが決まる。
まず4人での多数決ということになった。
一さんと源五郎が女王探し、遊海とお六が安全策と真っ二つに意見が分かれた。
それぞれの性格が出ている。
そうなると蛇敏知の意見で決まることになる。
ここで蛇敏知が選んだのは少しでも安全策をとって進むこと。
当初は強行突破も考えていたようであったが考えを変えている。
まだまだ先が長い。
今ここで無理をしても消耗するばかり。
これが4階にまで進んでいたのなら少々強引にでも突き進んでいける。
今はまだその時ではない。




