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木製の階段を登った。
木製だからといってバカにはできない。
鉄製なんかよりずっと豪華である。
木材も高級品のようだ。
この五重塔を作った人のみょ〜なこだわりがあるんだろう。
「なんや、ここは?」
先に階段を登っていったのが源五郎。
登りきって最初の声だった。
遊海たちも階段を上がりきった。
全員の目が点になった。
遊海が足をつけたのは浜辺。
階段の先には青い空と広い海。
「次はこんなところか。
海水浴ができるね。
プライベートビーチだな」
呑気に言ってる遊海だが、どれどれと海水をペロッとしてみた。
塩だ。
本物の海と同じだ。
ということはこの海には魚がいるのか?
魚は嫌だな怖いよと海を眺めてたらお六が声を上げた。
「こっちは森なの?
海と森って···」
本当だ。
階段は砂浜の上にある。
階段を上がってきたら右手側が海。
左手側が森になってる。
海のほうに気をとられすぎて森の存在なんかは後回しになってた。
「あぁ、本当だ。
すると、ここって···」
もしかするとってひらめいたのは遊海。
口に出す前に今度は一さんが声を上げた。
「あれじゃ、あそこに立て看板がある。
おそらくこの場所のことが書かれてるはずじゃ」
森側と浜辺との境あたりに、この場所にはまったくマッチしない木の看板が刺さっている。
これは確認しておかなければと全員で看板の前に移動。
「なになに···無人島って。
やっぱりそうか。
もしかしたらって思ってた。
そうか、2階の舞台は無人島になるのか」
遊海の続きは一さんが読んでくれた。
よくここまでと褒め言葉がある。
そして「この島内に上に進むための階段がある。女王が待っている」とある。
時間制限はなし。
健闘を祈ると簡単に締めくくられている。
「魚の次は女王?」とお六が不思議そうに言えば「女王って誰や?」と源五郎が最重要ワードを口にする。
遊海としてはまずやっておきたいことがある。
この無人島の広さを調べたい。
これを全員に伝えるとそりゃそうだとということでさっそく無人島探検という運びになった。
なんだか大冒険だ。
サバンナよりも無人島探検のほうがワクワク感がある。
いかにもお宝探しといった雰囲気がある。
当初、遊海は簡単に考えていた。
海辺に沿って1周してみれば島の大きさがわかるものと考えていた。
それでもいいのだが問題がある。
そう都合よく海辺を歩いたりはできない。
崖があったりで不可能だ。




