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海を渡る蝶  作者: バルさん
第一章  新しい人生
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第二十二話 「一軍のプレッシャー」

投手戦を呈いている中、

両軍は全く異なる危機感を抱いていた。


得点圏に進塁を許さない一軍の佐伯は

圧巻のピッチングをしている一方で


得点は許すも粘り強いピッチングで

二点に抑えている冴永をどうにか援護したいと

二軍メンバーに焦りが見え始めていた。


「このままではやばい。」


汗だくでベンチに戻ってくる冴永をみた

阪堂が一輝にはっきりした口調で言った。


「そうですね。かなり消耗が見えます。」


「ああ。

中学時代でいくら騒がれたとはいえ、

相手はうちの一軍だ。未体験の並外れた

プレッシャーにさらされているだろう。

しかもこっちも佐伯の投球にはまり、

攻撃の援護もできずにいる。」


試合は得点差以上に

二軍チームにとってピンチな状況が続いていた。

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