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第十七話 「我こそが」
阪堂は戸惑っていた。
「お前、いったいどうやってそれほどのものを・・・」
「どうやってって?
どうやってでしょう・・・。」
「自分でも分からないのか?
なるほど、修練ってことか。
いったいどんな壮絶な修練をしたといんだ。
まったく、これじゃあ
俺の先輩としての、
四番としての立場がない。
なぁ、もうひとつ聞いていいか?」
「はい」
「なぜピッチャーとしてでなくいち野手なんだ?」
「それはですね」
甲子園での試合と大成高校の勝利インタビューを観た
選手たちが視聴覚室から出てくると、
グランドから打撃音が聞こえてきた。
新幡和人を含め、廊下からグランドを眺めると
阪堂と一輝がトスバッティングの練習を黙々と開始していた。
選手たちは一目散にグランンドへと駆け出した。
おれが
オレが
俺こそが、
甲子園でリベンジを果たす者だと。
抜け駆けは許さん!!




