表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜の娘  作者: 飛鳥弥生
27/136

赤帽サンバー

第二十七話~レイズのアルミホイールの巻


 僕らの乗るサンバーバンは他のサンバーよりかなり豪華にカスタムされている。

 まずはマルチメディアカーナビにスマホ用ハンズフリーとドライブレコーダーを装備しており、ホイールはレイズのアルミホイールを履いていて、後部シートには今は大道少尉のカブが搭載されている。

 ベースが赤帽サンバーなので見た目こそ地味だが、車好きならわかるのだ。

 唯一の欠点は現在エアコンが故障中で明るい時間だと車内気温が五十度を超えるということ。が、すっかり夜なので窓を全開にすれば扇風機くらいにはなる。

「どこに向かいますか?」

 僕はハンドルを握りつつ尋ねる。

「涼しい所ならどこでもOKよん」

「吾輩はデミグラスソースのかかったハンバーグを食したい気分である」

 二人からの返答に頷くと、僕はカーナビで「ファミレス」と入れた。24Hの店舗が数件あったので、一番近いところをチョイスする。

『次の信号を左折してください』

 ナビが言い僕はそれに従う。そうこうしているうちに一軒のファミレスに到着した。

 店内に客はほぼなく、貸し切り状態だった。

「うーんと、ナポリタン、タバスコ持ってきて下さい」

「デミグラスソースのかかったハンバーグ!」

 二人はそう注文していたのだが、僕はしばし悩んで唐揚げ定食にした。

「ナポリタンとペペロンチーノ、ボンゴレに和風なんか色々あるけどさ、あたしが思う究極のパスタて、ペペロンチーノなんだよねえ」

 ミサキ氏は続ける。

「何年もパスタ店に通ってさ、どの店もイマイチでさ、結局自分で作ったのが最強のペペロンチーノだった、って話。したっけ?」

「吾輩はレーションが主食である。その話は知らぬな」

 報酬確定でご機嫌な大道少尉が返し、僕も知らないと返した。と、ナポリタン、続いてハンバーグ、唐揚げ定食が運ばれてきた。

「ナポリタンの命はトマトケチャップと酸味の加減……まあ、ファミレスだもんな、なんでもない。どーせ夏バテで食が細いんだし、何でもいいや」

「ハンバーァグ!」

 いや、あなたは芸人ですか、思わず突っ込みそうなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ