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神戯大戦   作者: シノウミ
二章 世界変動編
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挨拶と出発

 デートとされたお詫びも終わり、Sランク冒険者になるためにローレンの行っていたバルクに向かおうと思う。


 バルクに向かうにしても馬車かあのトカゲが引いているやつが必要になってくるし、一週間はかかるらしいから準備が必要である。


 乗り物に関してはシオリが馬車なら扱えるらしいので馬車を用意することにしたのだが、俺たち三人で旅するのにどんな馬車を用意したらいいのかなんて正直全くわからない。


 そこで思い出したのが領主である。領主にこの前のドラゴン討伐の際に何かあったら言ってくれと言われていたのだ。なら、今頼るしかないだろう。領主をやっているのだから、きっといい馬車を用意してくれるはずだ。


 ということで、事前に連絡をしておき、今日の朝要件を伝えに行くと二つ返事でオーケーしてくれた。


 明日には用意できるということなので今日準備して、明日には向かおうと思う。


 そういうことなので、昼からは各自いるものを調達するために別行動で買い物をしていた。


 それぞれ必要なものを調達し、最後にお世話になったギルドと一応ジューダスたちにお別れをしに行こうということになりギルドへとやってきた。


 ギルドに入ると、みんなの視線がこちらに集まる。


 やはり注目を集めるのは嫌なものだ。最初の頃の敵意などの視線はないのだが、好奇のまなざしというのも普通に嫌なものだ。クリスもフードを深くかぶり、視線を避けている。シオリはたぶんいつも通りに見えるから気にしていないのだ多思う。


 お姉さんのもとに向かいバルクへ明日向かうことを告げる。


 お姉さんは短いものですねと笑いながら答えてくれ、もしまたこの街に来たら顔を出してほしいと言われた。よく考えると、この世界でクリスの次に付き合いが古いのはこのお姉さんだ。ギルドに来て、話をする程度だったがお世話になったこともあったので、最後に感謝の言葉を告げ、ジューダスたちのもとに向かう。


「おお、兄ちゃんたちじゃねえか。今日はこんな遅くに来てどうしたんだよ。まあ、座れよ、兄ちゃんたちがドラゴン倒してくれたおかげで稼げているからよ、いっぱいおごるぜ」


 全くこいつも最初と比べるとすごい変わりようだ。坊主とか言ってきて絡んできたやつと同じ人物とは思えない変わりっぷりだ。


「今日はちょっと用事があってきたんだ。実はな明日からバルクに向かおうと思ってな、ジューダスたちには言っておこうと思ってな」

「まじかよ、バルクってことはあれか、Sランクの試験受けに行くのか?」

「だからお礼と別れを言いにな」


 俺がジューダスに話しながらクリスたちの方を見るといつの間に仲良くなったのかジューダスの仲間の女性たちに別れの挨拶をしているようだった。



「やめろよ、こっちが謝ることはしたが感謝されることなんて何もしてねえよ」

「いや、最初に絡んできたのもいい体験だったさ」


 そう言ってお互いに笑い合い、そこから少し話をした後、お互いの健闘を祈りつつ別れを告げた。


 そして宿に帰ってくると、マナとナナさんに迎えられて食堂につれられる。


 マナとナナさんには昼の時点で明日にここを出ることは告げてある。


 だから二人は送別会的なもの開いてくれたのだ。


 悪いと思ったのだがナナさんに薬をとってきてもらったお礼と言われると引き下がるしかなく、五人で夜遅くまで楽しく飲み食いをしていた。


 そして、次の日の早朝領主は約束通り馬車を用意してくれた。


 クリスが言うには立派な馬らしい。エルフの王族をやっていたということで目利きはあるのかもしれない。


 馬はすぐにシオリになつき、出発が出来るようになる。


 馬車に乗り込み、見送りに出てきてくれたマナとナナさんに別れを告げ、出発する。


 馬車はすぐに街を出て、バルクへと向かっていく。


 遠ざかる街を眺めながらもう一度街で知り合った人たちに心の中で感謝をし、いつかまたこの街に戻ってこようと思った。




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