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神戯大戦   作者: シノウミ
二章 世界変動編
26/34

デート1

デート回なんですが二回に分けさせていただきます。

ご承知ください。

 結局疲れてベッドに入ったのに寝る前の記憶で日が昇ってたから全然寝れてない気がする。


 眠気を振り切って水魔法で顔を洗い、食堂へ行く。


 どうやら2人はまだ来ていないようだ。


 少しするとクリスが起きてきた。


 なんとなくだがクリスが疲れた顔をしている気がする。クリスも眠れなかったのだろうか?


「おはようクリス。なんか疲れてるように見えるけど大丈夫か?今日の予定明日にずらすか?」

「え、あ、大丈夫です。ちょっと眠れなかっただけなので。シュンさんこそ大丈夫ですか?」

「ああ、大丈夫だよ。俺もちょっと眠れなかっただけだから」


 どうやらクリスも眠れなかったようだ。何か眠れなくなるようなことでもあったのだろうか?


「何かあったら言ってくれよ」

「?はい、シュンさんも言ってくださいね」

「おお、2人とも早いでござるな。ふむ、2人とも顔色が良くないでござるが調子が悪いのでござるか?」


 内心ではお前のせいだと突っ込むがそんなことを言えば、説明しなければいけないだろうしそうなったら恥ずかしすぎて言えないし堪えるしかない。


「大丈夫だよ。じゃあご飯食べたら行こうか」

「わかったでござる」

「分かりました」


 ご飯も食べ終わったので、各自用意を済ませ宿の前で待ち合わせする。

 特に用意することもなかったので部屋に戻らずにそのまま宿の前で二人を待つ。


 少しすると先にシオリがやってきた。


 シオリはこの前みんなで服を買いに行った時に買った服を着ていて、髪もいつものポニーテールではなくそのまま下ろされていて雰囲気が全然違う。こういうのは反則だと思う。


「お待たせでござる」

「いや、そんなに待ってないよ……」


 会話が続かない。普段どんな感じでシオリと話していたっけ?


「シュン殿あまりその…見ないでほしいでござる。昨日デートと言ったので一番の服を着てきたでござるが恥ずかしいでござる。やっぱり着替えに戻ってくるでござる」

「ちょっと待ってシオリ。いや、うん、その…その服似合ってるし、今日はその服で回ろう」

「そうでござるか……シュン殿がそういわれるならそうするでござる」


 うおーー、めちゃくちゃ恥ずかしい。シオリも顔が赤くなっているが、俺も絶対赤くなってる自信がある。


 そんな感じで沈黙が続いていると、クリスがやってきた。


 ………


「どうしたんですかシュンさん?そんなにぼーっとして」


 うお、やばい、見惚れてしまって思考がフリーズしていた。


 それにしても今日のクリスの服装がやばい。


 白のフリフリした?服にショートパンツといった服装だ。


 いつも足を出したりしないから余計にインパクトが強い。それにクリスのショートの髪型との組み合わせも合い過ぎていてやばい。


「い、いや、もう準備はできたのか?」


 じゃなくて、この前クリス服装気にしていたんだから感想をだな。


「そうじゃなくて、うん、今日のクリス似合っててかわいいな」

「ありがとうございます」


 結局また顔を赤くしながら言ったと思う。それにしても、待ち合わせからこんなんで今日一日体力は持つのだろうか。それに俺いつもの格好だけど違う服の方買ったほうがよさそうだな。


「よし、じゃあ行こうか。っとそうだ。二人は今日どこか行きたいとことかある?」

「武器屋に行きたいでござるな」

「私は服屋に行きたいです」


 シオリよ、デートと言っておきながら武器屋って。まあ俺も行きたかったし、こういうところがシオリっぽいと言ったらぽいんだが。それとクリスが目を輝かせて言っているのがすごい不安だ。


「じゃあ、その二つは行くとして他に行きたいとこはある?」

「拙者はないでござる」

「私もシュンさんにお任せします」


 ふむ、俺がこの街で知ってるとこの方が少ないんだが…こんなことなら昼ご飯のいいところだけでなくちゃんとリサーチしておくべきだったな。といや待て、この前マナに昼ご飯の場所聞いた時に露天商が集まるところがあると聞いた気がする。そこに行けば何かあるだろう。


「よし、そういうことならまかしてくれ。最初はここから近いし武器屋からにするか」





 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 武器屋へとやってきた。


 無愛想なおっちゃんに軽く挨拶して店内を回る。


「シオリは何を買いに来たんだ?」

「この前のドラゴンとの戦いで刀がだいぶボロボロになったでござるからな。あとはもっと硬い刀にしないと攻撃が通らないということもわかったでござるからな」

「確かにそうだよな。そういえばなんだけどさ、理心流って刀じゃなくて片手剣とかでも使えたりする?」

「それはなんだでござるか?」

「大戦を見てさ、二刀流でやった方がいいんじゃないかって思ってな」


 大戦の人族の代表は一刀流ではもうあれ以上早くなれないと言ってもいい速さだった。でも、あの速さでも龍族の回復速度の方が早かった。俺があれよりはやくなるのは無理だろうと思う。なら手数を増やしてしまえということだ。


「うーん、どうでござろうな」


 腕を組みながら、首を曲げ悩むシオリ。


 失礼だとは思ったのだが、服装と仕草の合ってなさに笑いそうになる。


「拙者が知る限り、二刀流でござった者はいなかったと思うでござる。しかし、シュン殿がもし挑戦するというのなら拙者協力するでござるよ。それに二刀流の人物と戦うのは面白そうでござる」

「あはは、ありがとう」


 最後に少し本音が混ざっていた気もするがありがたい話なので協力してもらおう。


「あ、シュン殿。片手剣はやめといた方がいいでござるよ。理心流の型の基本は刀の形状を参考としているでござる。片手剣だと形が違うでござるからな。それに刀は訓練次第で片手でちゃんと使えるでござる。なら、両手に持って扱えるようになるのも道理。明日から訓練でござるな」

「はは、わかったよ」


 確かにな。刀と剣は形が違う。だから刀でできていたことができなくなることもあるってことか。


 そのあと以前買った刀に似た刀と形状の似た物を買い、シオリもすごい高い刀を買っていた。


 いや、シオリの刀も俺が出そうと思ったんだよ。でも「これは拙者の前の刀をボロボロにしてしまった戒めでもあるでござる。だからこれは拙者が出すでござる」って言われてそれでも出すなんて言えるわけないじゃないか。


 クリスはというと俺の刀を選ぶのを手伝ってくれていたんだが、終始機嫌が悪かったような気がする。なんでだろう?何故かはわからないが、次の服屋では機嫌を直してもらえるように頑張りたい。








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