表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神戯大戦   作者: シノウミ
間章 神戯大戦編
23/34

神戯大戦8

「さあ、どうやら決まったみたいだね。また時代が動くんじゃないかな。長い間龍族が優勝していたからね」


 ティナは嬉しそうにそんなことを言う。


 全く、そんな時代に送り込んで欲しくないものだ。


「あの魔族が優勝したってことはここでお前と戦うのか?」

「そうなるね。ただ君が見れるのはここまでだ。魔族の子に君が見ていたのを知られると僕が人族を贔屓していると思われるかもしれないからね。……それに君と彼はまだ会うべきじゃないと思うしね…」


 最後何か言ったような気がしたがよく聞こえなかった。俺がどうこう言った気がするが。まあ気にしても仕方ない。


 それよりもやはりコイツの戦いは見れないか。全力のコイツを一度見てみたいと思ったんだが。それにあの魔族に質問してみたかったんだがまあ仕方ないか。


 質問はコイツにしてもいいんだがはぐらかされそうだしな。


「わかったよ。なら俺をあの世界に戻してくれ」

「分かった。そうだね、多分君はあの魔族の子の技が何かは分かっていないだろう。それに今、君は代表たちとの強さの差に絶望しているかもしれない。ただ君には彼らを超えられるポテンシャルはあるよ。それは僕が保証する。そこで短期間弟子だった君にアドバイスだ。人族の使った技あれはまだ君にはまだ早い。どうすればいいかやり方はわかってもくれぐれも使わないように。それとそうだね、よく魔族と龍族の戦いを思い出して、動きを真似してみるといいよ。時の魔法はそのうち使い方がわかるだろうとこれは言い過ぎたかな。まあ、頑張ってくれたまえ」


 そう言うと俺が何か言う暇もなく意識がふっと途切れた。


 目が覚め、ティナに見せられた今回の大戦のことを思い出す。


 魔族、龍族を筆頭に化け物じみた実力者たちばかりだった。人族の代表にさえ1分ももたないだろう。やはり、もっと強くなるために修行しなければならないと思う。


 ふと、ここでお腹の部分が少し重いことに気がつく。


 むくりと体を起こし確認すると、クリスがこちらに寄りかかる形で椅子に座りながら寝ていた。


 緑の綺麗な髪が日光に反射し、その光で今が昼だと気づく。ただ、何日が経ったのかがわからない。クリスとシオリには言っておくとティナが言っていたと思うが、それでもここで看病?をしてくれていたなら何日か経っていると見たほうがいいかもしれない。


 クリスを起こしていいか迷ったが、俺が目覚めるのを待ってくれていたのだとしたら、起きたことを知らせた方がいいと思い、クリスを揺すって起こす。


「…ふぇ…あ、シュンさん。起きたんですね。よかった、創世神様が夢に現れて事情は説明してくれたんですが2日間、目を覚まさなかったので心配しました」


 マジか、2日も寝てたのか。ティナのやつ神の力みたいなのでもっと短くしてくれればよかったのに。


「それは申し訳ない。2日間か、その間何もなかった?」

「そうですね、はい、何もなかったですよ」


 それはよかった。


 ぐぅーとお腹の鳴る音がする。


「2日間も寝てたんですからお腹も減りますよね」


 何もなかったって聞いて安心したら体が反応してしまったらしい。めっちゃ恥ずかしい。


「そ、そうだな。飯食べに行こう。そういやシオリは?」

「シオリさんなら今ナナさんに頼まれてお使いに行ってます」

「そっか、じゃあとりあえず食堂に行こうか」


 やっぱり結構精神的ダメージを受けていたのかもしれない。こういった何気ない会話が心にしみる。大戦を目指すのも頑張らないといけないけど、クラスやシオリとの普通の暮らしをずっと暮らしていきたい。そして、クリスとシオリとみんなで大戦のために強くなれたらいいと思う。




間章終了です。

次回から2章開始します。

ブックマーク、評価の方よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ