神戯大戦1
「あははは、そんな嫌そうな顔をしないでよ。なに、君があまりに情報収集をしないから少しばかり僕からのサービスをしてあげようと思ってね」
「何がサービスだ。こっちはいろいろとお前に文句が言いたいよ。でも、まずこの状況はどういうことだ?」
「君が寝ているところに干渉しているんだ。夢みたいなものだよ。君に神戯大戦を見せてあげようと思ってね。今日から始まるのに君知らないでしょ。それに今回の大戦の人族の代表すら知らないだろうしもうちょっと神戯大戦のこと調べてくれると思ってたんだけどね、だから僕からのサービスさ」
なるほど、ていうか神戯大戦が転生させられてすぐ開催されるとか普通思わないだろう。ていうかそれぐらい前情報で教えておいて欲しかった。
「仕方ないだろ。結構忙しかったんだ。それにもっと先の話だと思っていたからな、てか神戯大戦って夢で見せられるほど早く終わるものなのか?」
「うーん、どうだろうね?早く終わる時は1日くらい長かったら一週間以上かかった時もあったかな。安心していいよ。こちらに来てる間向こうでは寝たきりになるけど君のお仲間たち、クリスとシオリには僕からのお告げのような感じで君がこちらに来ていることを教えているから心配はしないと思うよ。それに転生のこと言ったみたいだけどこれで信憑性も高まるんじゃないかな」
「それはお気遣いどうもありがとう。じゃあそろそろお前に文句を」
「お、人族の代表が戦い始めたみたいだし戦いが終わってからでもいいかな?」
クソ、なんてタイミングで都合よく戦いが始まるんだよ。まあいい、今の自分がこの大戦でどれくらいなのか。人族の代表にはなれそうかしれるチャンスだ、存分にみさせてもらおう。
「わかった。でもどうやってみるんだ?」
「ちょっと待ってね。よっ、はっ、ほっと、はいじゃあ見ようか」
掛け声とともに目の前に映像が映し出された。
「こっからは僕は出てくる子たちの種族しか教えないからそれを元に頑張って研究してくれたまえ。まずは人族と…あちゃーやっぱりそこに言ったか、龍族だね。この2種族が今戦っているよ」
途中なんか小声で呟いた気がするが人族と龍族が戦っているらしい。というか龍族って一番強いんじゃなかったっけ?人族の代表運悪すぎだろ。
人族は茶髪で後ろで髪を結って袴のようなものを着て、刀を持っている。これは多分東方の国、シオリの出身と同じだろう。俺が見た人族の中だったら絶対1番強いと思うって言ってもそんなに人族と会ってないんだが…。でも何というか纏っているオーラが見えているような感覚になる。
だが相手がやばすぎる感覚的にあれは戦ってはダメな部類の者にしか見えない。切れ長の目に整った顔立ち、髪は短髪だが2本のツノと尻尾が生えている。見た目はなんかテンプレな龍の種族が人化した時のようである。だがさっき人族の方でオーラが見えそうとか言ったけど龍族の方は確実に見えている。纏っているのが見えるレベルでやばいってことだろう。
そんな2人が周りは荒野といえばいいのかあまり障害物となるものがないところで向かいあっている。
あの場にいたら正直冷静な状態を保てるかさえわからない緊張感が漂っている。
そんな2人が何かをしゃべっている。そして、話が終わったのか2人の間に一層の緊迫した空気が漂っている。
ふっと人族の姿が消えて人と龍の戦いが始まった。
ここから10話程度間章の神戯大戦の様子を書きたいと思います。
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