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不正
少女に花束を渡している時に錬は箱の中身をすり替えていた。
錬は出るはずだった72を引き抜きポケットにしまったのだ。
そのまま淡々とBINGOが進んで行く。
そして、一名異常な女がいた。
その女は特に紙を見る事なく斜めに穴を開けていった。
周りからもその紙を見られている。
「揃いました」
そして、立たずんでいたガストンの横を通過しリェルは歩いてきた。
「どうぞ」
「はい揃っていますね。では何が欲しいですか」
「宝石で」
「どうぞ」
周りから見れば茶番に見える二人の空間にガストンは叫んだ。
「おい、不正してるんじゃないか」
「どうして、そう言えるんですか。数字はランダムに出てますよ」
「ホントにそうかな」
ガストンはポケットから銀色の棒を取り出し錬とリェルの方へ歩いてくる。




