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柚科葉槻の怪談噺。  作者: 柚科葉槻
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再び地元の友達から聞いた話。3

 商売をしている友達の家には、氏神様を奉った神棚がある。

 その神棚へ毎月月初めと中頃にお酒やご飯をお供えしているという。


 つい先日のこと。

 前回のお酒やご飯を下げようと、彼女達は神棚の中を覗いた。

 いつもと変わらない厳かとした風景、のはずが、今回は違った。


 盃がカラカラに乾いている。お酒を入れていたはずなのに。

 ご飯も少し荒らされていた。


 例えばネズミなどの小動物がやってきて飲み食いした、というにはお酒がこぼれたような形跡はなかった。

 暑くてお酒が全て蒸発した、ということも考えにくい。

 置いてあったのは室内であるし、この地域は夏になると湿度も高い。

 多少蒸発しても、カラカラになることは難しいだろう。


 こんなこと、初めてだったという。

 毎月2回、何十年と繰り返してきた中で、同じような事が起こった記憶は無かった。


 氏神様からの何かのメッセージなのか。

 今はまだ、続報はない。

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