↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校の人気者の小川望美は俺のモノ  作者: Masa(文章力あげたい)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/98

第97話 除霊成功です!

 場所を庭が一望できる畳部屋に変更して、除霊開始です!


「では、始めるわ」

「はい! お願いします!」


 私も白装束に着替えて、座禅を組みました! メイド服姿では、胡座を掻き辛いですからね!


 数珠とお札をもらいました! 望美さんはハリセンを持ってます。


「まず、目を閉じなさい。 そして、心を無にするのよ」

「はい!」


 私は、ぎゅっと目を閉じました。 無。 無です。 心を無に。


ーーえっと。 無って、どうやるんでしょう? あ、そうだ。 頭の中を空っぽに、することでしたね!


 あ、でも、空っぽにしようって考えてる時点で、空っぽじゃないですよね?


ーーうーん。 難しいなぁ。


「……隙あり!」

「ヘァ」

「顔に出てるわよ。 全然、無になってないじゃない」

「すみません!」

「……まあ、いいわ」


 望美さんは、溜息をついて。 真剣な表情でこう言いました。


「……では、質問するわ。 正直に答えなさい」

「はい!」


 望美さんは、数珠を手に、じっと私を見ました。


「……あなた、灯磨のことが好き?」

「はい! 好きです!」

「……その理由は?」


 私は、恥ずかしいと思いながらも鵠沼さんとの出会いを語ります!


「鵠沼さんとの出会いは、入学式。 慌てて、うっかり転んでしまった時に、鵠沼さんが支えてくれたんです! その時、手が触れて恥ずかしかったなぁ」

「さすが灯磨ね? ……でも、思い出して見て? 誰か横にいなかったかしら?」

「え?」


 そう言えばあの時ーー 恐ろしい形相で私を睨んでいた人がいました。


「思い出しました! いましたよ、怖い人が!」

「そう、それよ! ……その時に憑かれたのね」

「なるほど……」


ーーそうだったんですね。


「あとは。 朝、遅刻しそうでパンを咥えて走っていたら、ぶつかったり」

「うんうん。 操られているわね。 妖怪お花畑に。 ……でも。 横に誰かいなかったかしら? それで、その誰かに咎められた記憶は?」

「え? すみません……覚えてないです」


 望美さんは、私を悲しい表情で私を見ます。 どうしたんですか?


「……望美さん?」

「……」


ーーあれ? なんだか、鼻をすすってる音が。 風邪を引いたのかなぁ?


「望美さん、風邪ですか?」

「違うわよ。 貴方に同情しているの……次の質問よ。 クラゲの水槽の前で、何をしていたの?」

「え? 一緒に巡っていただけですよ?」

「私のことを見捨てて?」


 ーーあれ? 望美さんがショックを受けてます。


「でも、あの日望美さん、クラスメイトに囲まれてましたよね?」

「あの後、追いかけたの。 ……だって、そうでしょう? その日は、恵と一緒に水族館を周ろうっていう日だったんだから!」

「……」

「そしたら、気づいたら二人でどっかに消えて、クラゲの前にいて」


 望美さんの声が、小さくなりました。


「……近くで、話してて。 私だけ、除け者で……」


 私は、目を開けました。 望美さんが、床に座り込んでいました。


「……望美さん」

「……悔しかったわ」


 私は、何も言えませんでした。 ーーだって。 あの日、すごく幸せだったから。


 その幸せの裏で、望美さんが。 あれ? もしかして、入学式や朝パンの時も望美さんがいました?


 そう言えば、鵠沼さんにぶつかった後。 誰かが、私を嗜めていたような?


ーー思い出しました! いました、横に望美さんが! 私に注意してました。


「……ごめんなさい。 思い出しました」

「今更……謝らないでよ」

「でも」

「……謝られる方が、みじめじゃない。 でも、よかったわ。 除霊成功よ!」

「はい! ありがとうございます!」


ーーよかった! 除霊成功です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。