第7話 使用人? たちのティータイム ーー小川望美視点
昼休み、私たちはみんなでお茶休憩をしていた。 灯磨は、休日にも関わらず、部屋に缶詰だ。 まったく、高校生らしくない。
それに比べて、私は普段着でダラダラしている。 高校生らしいでしょ?
私がのんびりケーキを摘んでいると、怜子が疑問を投げかけてきた。
「……お嬢様。 旦那様の様子が変なんです」
「奥様、変なんです……」
「怜子さ〜ん。 灯磨くんがおかしなのはいつもだし!」
怜子と千早の発言に、莉央がすかさず指摘した。 でも、よっぽど灯磨の奇行に疑問を持っているらしい。 その証拠に言葉を続けた。
「莉央さん。 それがね……今朝の旦那様、窓の外を凝視しながら『……今日は黒か』って言ってたのよ……」
「私が聞いたのは昨日だったけど『白だなぁ』って言ってたよ?」
二人は、頭に?を浮かべている。 莉央は、ニヤニヤしながら私を見ていた。
「とうまっちは、なに考えているんだろうね? ねぇ? のぞみっち?」
そう言いながら、チラチラと自分のワンピース中を確認している。
「あ〜し、じゃないか……のぞみっちはどうかなぁ?」
莉央はそう言うと、私のパーカーを捲る。 そこには、黒色の下着があった。
「黒だな? ぷぷ……下はどうかなぁ?」
莉央は私の履いているジーンズの下を見ようとする。 私は、そのイタズラな手を弾いて、こう言った。
「……下も黒よ。 昨日は白だったわ……」
「ぷぷ。 マジヤバイ」
莉央は、吹き出して笑い出す。
「……? 二人ともどうしたんですか?」
「不思議です」
「えっえ? わかってないかんじ? つまりむぐ」
「なんでもないのよ……」
幸い、この妻子にはバレてないようね。 私はそんな二人に惚けたトーンで、とあるお願いをした。
「……う〜ん、心配だね。 ……今後も何かあったら知らせてね?」
「かしこまりました、お嬢様」
「はい、奥様!」
二人は、私の指示に頷くのだった。




