第17話 料理長との密会 ーー望美視点
私はソファに腕を組んで座っていた。 最近ずっと不機嫌である。
その隣で、莉央が頬杖をついて、にやにやと私を眺めている。
「ねー望美。 また、百面相してるじゃん。 灯磨くんに何かあったわけ?」
「……そうよ。 灯磨の馬鹿……」
莉央が紅茶を一口すすり、ちらりと横目を流す。 私は膝の上で指を組んだ。
「私の、私だけの灯磨が……最近、中川さんって言うクラスメイトに勉強を教えてるのよ。 学校でも、図書室でも、さらには休日まで! なんでよ!」
「……ふぅん。 それで、わざわざ尾けてったわけ?」
「当然よ! あの女が私だけの灯磨に、手を出さないか見張らないと……」
「あはっ。 出たよ、それ〜 独占欲って奴だ〜」
莉央が肩を揺らして笑った。 それに合わせて、胸元の二つの塊も揺れる。
ーーなにかしら? 私に見せつけて自慢しているつもり?
「望美さぁ。 それ、嫉妬っていうんじゃないの?」
「し、嫉妬? そうね……その通りだわ」
私の顔が林檎見たいにぼっと赤く染まる。 悔しくて顔を背けたが、もう遅い。
ーー双丘が私に迫ってきた。 ムカつくわね。
「……ただ、自分と比べて見てると……なんか、胸のあたりがモヤモヤするだけよ!」
「それを嫉妬っつーんだって」
莉央はけらけらと笑い、ソファに深く沈み込んだ。
「つーかさ。 あーしから言わせりゃ、めんどくさいんだよね。 あんたの気持ちにまーったく気づいてないっぽいし?」
「……え? それは、そうなのよね」
私はため息をつき、ようやく紅茶のカップに手を伸ばした。
ーーああ、その胸が重くて辛いわ! とか思っているじゃないでしょうね?
「頑張んなって。 応援はしてやるからさ、奥様?」
「……なら。 その双丘を私に譲りなさい!」
私は、莉央の双丘ーーおっぱいを揉みしだいた。
「あ! もしかして、望美? 嫉妬って、これのこと? ……ブブ。 ウケる」




