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教えてアレン先生


心配なのでアレンさんについて裏に行く。どうやら長い話になるので私にお茶を出そうとしてくれたらしい。

しかしこんなフラフラの状態の人にお湯を扱わせるのは怖いのでお茶は私が入れた。

入れる道具が急須に似ていたので緑茶を入れる要領で入れてみたがあっていたようだ。味も緑茶に似ていて嬉しい気持ちになった。

聞いてみるとこれは海の向こうの国のお茶だそうで私が普通に入れているので驚かれた。


(海の向こうか‥緑茶があるならお米もあったりしないかなぁ)


やっぱりお米が食べたい。パンも嫌いではないがずっとパンというのも辛いしな。特徴を説明してみたがわからないそうだ、残念。


お茶を持ってお店に戻ってくると先ほど座っていた席に腰を下ろした。とりあえず今は米は忘れて魔法を学ばねば。


「まず、基本知識からお話ししますね。」


まず、最初にクロードにも聞いた通り魔法を使うには自身の持つMPと空気中に漂う魔素の2つが必要との事だ。

魔素は濃い場所、薄い場所があり基本的にはどこにでもあるが薄いところでは威力は弱く安定して発動がしにくく、濃い所では安定して魔法を使う事ができるが別に逆に威力が上がるとかではないらしい。


魔族は産まれた時から空気中の魔素を感じる事ができ、慣れ親しんでる為、比較的容易に自由に魔法が使えるそうだ。

逆に人間は魔素を感じる事ができないので魔素を集める為に杖や指輪など媒体を用意する事が基本との事。

そして媒体を介して魔法を発動する為使える魔法にも結構な制約がかかるそうだ。


「簡単に言えば翻訳機なんです、媒体は。」


「翻訳機?」


魔素を言葉の通じる存在だと仮定した時、魔族は言葉が通じるから比較的細やかに指示を出す事ができるが人間は、話す言語がまず違うから通じない。だから媒体(翻訳機)を通して話しかけるが細かいニュアンスを伝えることが出来ないから指示が大まかになってしまう。


「魔族なら(風を起こし蝋燭の火を消して)とお願いできるけど人間の場合は(風を起こして、こっちの方に)位しか通じないので照準は自分で合わせて火を消す、みたいな感じなんですがわかりますか?」


「なるほど」


確かに翻訳機能を使って外国の人と話しても定型文みたいな感じになって細かいことは伝わらない事多いよね。


「MPは魔素に話しかけるのに必要なんです。いっぱいあればいっぱい話しかけられるから魔法をいっぱい使えるし、少なければあんまり話しかけられないから魔法をあんまり使えない。」



それは難しい魔法でも言える事で難しい魔法であればあるほどいっぱいお話しして細かく伝えてあげないとわからないからMPもいっぱい使うとの事。


「人間が細かく魔素に意思を伝えるには魔族の倍は話しかけなくてはいけないのでMPの消費が激しくなります。なのでMPを節約して細かく伝えたい場合は魔法陣で代用ができます。お手紙みたいなものです。これならやって欲しい事書いといたからお願いねーっと手紙を届けるだけでいいので。ただ、魔法陣を描く時にもMPを使うので時間がかかりますから難しい魔法で使うか、逆によく使うから手間を省くのに、なんて理由でしか使わないですね。」


なるほど、子供でもわかるように優しく教えてくれるので私でも理解ができて助かる。クロードにここまで細かい説明は出来なそうだ。



「ここまでが基礎的な知識になります。大丈夫そうですか?」


「はい、とてもわかりやすいです。ありがとうございます。」



つまり私が魔法を使うには媒体が必要ということか。

媒体について聞いてみると媒体にも種類があるらしく万能型やら特化型など用途によって変わるそうだ。


「次は媒体のお話をしましょうか。」


「はい、ただ体調は大丈夫ですか?」



アレンさんの話は興味深くいつまでも聞いていられそうだ。ただ、顔色の悪さが気になってしょうがない。寝不足なのだろうか?


「すみません、興味のある事があると熱中してしまうタイプでして。昨日も珍しい魔法具が手に入ったものでいじっていたら朝に」


面目ないと頭をかいて照れたような笑みを浮かべる。

いつもの事なので体調は大丈夫との事だがあまり長い話になるようなら後日でも構わないというとそれでは今日は媒体の話をしたら終わりにしましょうということになった。




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