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旅は道連れってね


「そういえばさ。なんでクロードは一緒にいてくれるの?」


道中気分転換にでもなればと疲れた体に鞭を打ちながらきいてみる。そもそも気まぐれで助けてくれたのは分かったがその後の面倒まで見てくれるとはヘラヘラしてるけど本当に根はいい人なのだろうか?そういう風には一切見えないけど。


私の問いにクロードは、んーっと唸って悩みながらなんでかなぁと首を傾げる。


「まぁ、最初は正直少し話した後はそのまま置いてこうと思ってたよ?なんとなく助けただけだし〜」


どんな子なのか気になっただけだからさ。そう言ってクロードは悪びれるまでもなく爽やかに笑う。その答えに私は真顔で頷く。


「うん、なんかそんな気はしてた。」


「え、逆にそう言われると酷いなぁ。」

クロードは悲しそうに眉を下げるがどう見ても悲しんではいない。


「でも助けてくれたことには感謝してる、ありがとう。その後の面倒も見てもらってなんだか申し訳ないなって。一応わたしにも良心の呵責ってものがあるからさ。」


自分で言うなんておかしいねとクロードは笑うと歩くペースを落とし私の横に並ぶ。


「別に気にする必要はないよ。君に興味が湧いたから一緒に居たいんだ。聖女と旅なんてそうそうできることじゃないし?」


「でも貴方にも生活があるでしょう?」


「もちろん!ちゃんと働かないと食いっぱぐれちゃうよ!でもまぁ、大丈夫大丈夫。今暇だから。君が落ち着くまではそばにいるよ。」


そう言われてホッとした自分に気がついた。

そうか、私不安だったのか。急に変なところに連れてこられてどうにか城から逃げられたけどその後どうなるかもわからず、もし1人になったら‥


そんな私に気づいたのか気づいてないのか、クロードは手を差し出してくる。

戸惑いながら手を乗せるとぎゅっと握られ、ニコッと笑っていった。


「旅は道連れってね?よろしく、里香。」


「うん、よろしく。クロード。」


遠目にひらけたところが見えてきた。シュクルドはもう少しだ。

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