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『時間を止める大鎚と、消えていく私』クロノ・クロスフィア 〜Invisible pains〜  作者: 猫娘


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第十二話「喪失するインデックスと、すれ違う言葉」

※この作品はダークな展開やシリアスな描写、ちょっと過激なスキンシップなどが含まれます)

 放課後の二年A組の教室。


 夕日が窓ガラスを毒々しいほどのオレンジ色に染め上げる中、火燐は自分の机に突っ伏して深々と頭を抱えていた。


 彼女の目の前には、赤点ギリギリの無惨な点数が記された物理の小テストの答案用紙が、風に吹かれてペラペラと虚しく揺れている。


「あーっ!もう全然わかんねぇ!なんでリンゴが落ちるだけで、こんな面倒くさい計算しなきゃなんないんだよ!」


 ポニーテールを振り乱して嘆く火燐の隣で、水琴は呆れたように短くため息をつき、クイッと中指で眼鏡のブリッジを押し上げた。


 手元には愛用の分厚いバインダーが開かれており、そこには火燐の弱点を完璧に分析した学習プログラムがびっしりと書き込まれている。


「火燐さん。物理学とは、この世界の複雑なルールを解き明かすための最も美しく合理的な言語です。リンゴの落下をただの自然現象として片付けるのは、知の怠慢に他なりません。万有引力の法則を理解することは、宇宙の真理に触れる第一歩なのですよ」


「ううっ……水琴の言ってることは正しいんだろうけど、アタシの頭の中の筋肉が拒絶反応を起こしてんだよぉ……」


 机に突っ伏したまま呻く火燐をよそに、水琴のスイッチは完全に切り替わっていた。


 普段は冷静沈着で無駄を嫌う彼女だが、ひとたび自分の知識領域――とりわけ科学とサブカルチャーが交差するオタク的な分野に足を踏み入れると、その熱量は火燐の炎にも負けないほどに跳ね上がるのだ。


「いいですか、火燐さん。この法則がいかに素晴らしいか。例えば、一九九〇年代に放送されたSFロボットアニメの名作において、軌道エレベーターから降下する機動兵器の摩擦熱と空気抵抗の計算は、当時のアニメーション業界の常識を覆すほどの緻密さで描かれていました。質量と加速度の概念を完全にビジュアルに落とし込んだあの演出は、まさに物理学と芸術の奇跡的なマリアージュです」


「えっ?」

「あ、うん。アニメの話?」


「そうです!あの作品の素晴らしい点は、単なるロボットの殴り合いではなく、力学的な説得力を持たせた点にあります。推進剤の質量比から逆算されるデルタVの数値、第二十三話のデブリ帯における重力ターンの軌道計算、そして何より、装甲材質であるチタン合金の耐熱限界温度と大気圏突入時の熱放射のタイムラグの整合性……ああ、思い出すだけで鳥肌が立ちます。宇宙空間という真空状態において、排熱がいかに困難なミッションであるかを、あの作品は完璧なリアリティで描き切ったのです」


 水琴の言葉は熱を帯び、淀みなく溢れ出していく。彼女の脳内では、当時の映像データ、設定資料集のページ番号、専門用語の定義が、スーパーコンピューターの並列処理のように同時展開されていた。


「特に、あの狂気とも言える緻密な設定考証を一人で手掛けた、天才メカニックデザイナーでありSF考証担当の……ええと、あの……」


 水琴の滑らかな舌が、ふっと止まった。

いつもなら、データベースから引き出すように一瞬で出てくるはずの固有名詞が、なぜか喉の奥に引っかかっている。


(……あれ?設定考証を担当したクリエイターの名前は……?)


 水琴は頭の中で、自身の記憶のインデックスへアクセスした。


 年代、作品名、制作スタジオ、監督の名前。関連するデータはすべて揃っている。検索クエリは完璧だ。脳内のライブラリには、その人物の顔写真も、インタビュー記事のレイアウトすらも鮮明に浮かんでいる。


 それなのに、肝心の「その人物の名前」が入っているはずのフォルダだけが、ぽっかりと空洞になっている。


 まるで、ハードディスクの一部に不良セクタが発生したかのように、そこだけが不自然なまでに『白い空白』となっていた。


(おかしいですね……。この情報は、私の中でSクラスの重要度として分類されているはず。忘却曲線に基づく記憶の減衰だとしても、直近一ヶ月以内に三度は脳内で反芻している。思い出せないはずがない。シナプスの伝達エラー?検索アルゴリズムの不具合?それとも……)


 水琴の脳内で、凄まじい速度で自問自答とエラーチェックが繰り返される。


 見つからない。データが存在しない。知性と思い出で構築された彼女の堅牢な記憶の城の壁が、音もなく一枚崩れ落ちたような、得体の知れない悪寒が背筋を這い上がった。


「おーい、水琴?どした?急に黙り込んじゃって」


 顔を上げた火燐が、心配そうに覗き込んでくる。


「……あ、やっぱアタシの出来が悪すぎて、呆れて言葉も出なくなっちゃった感じ?ごめんって!ちゃんと真面目に聞くからさ!」


 火燐の明るく気遣うような声にはっと我に返り、水琴は慌てて表情を取り繕った。


「……いえ、違います。一時的な前頭葉の血流低下による、記憶の引き出し処理に遅延が生じただけです。平たく言えば、脳が糖分不足を起こしている状態ですね。問題ありません。私のコンディション管理の甘さが原因です」


「なんだよそれ、難しくてわかんねーけど、要するに腹減ったってことだろ?無理すんなって!」

「よし、今日の勉強はここまでにして、みんなのところに行こうぜ!」


 火燐は豪快に笑いながら答案用紙を鞄に突っ込み、水琴の背中をポンと叩いた。


「……そうですね。糖分の補給は、脳機能の維持において最優先事項です」


 水琴は冷静な声で答えながらも、バインダーを持つ指先に微かな震えが走るのを感じていた。


 学校から駅前のカフェに向かう通学路。

西の空は、まるで血を流しているかのように赤黒く染まり、アスファルトには二人の長く歪な影が伸びていた。


 隣を歩く火燐は「クレープ食いてぇなー」と無邪気に笑っているが、水琴の耳にはその声がひどく遠くに聞こえていた。


(……私の脳に、何が起きている?)


 歩きながら、水琴は密かにバックグラウンドで自己診断プロセス(セルフテスト)を実行していた。


 円周率の暗唱。三・一四一五九二六五三五八九七九……五十桁まではスムーズに出た。だが、その先が唐突に霞む。

フィボナッチ数列。プランク定数。歴代総理大臣の名前。元素記号の羅列。


 普段なら息をするように引き出せる基礎データの束が、まるで見えない虫に食い荒らされた古書のように、ところどころ虫食い状態になっている。


 ただのド忘れではない。確信があった。私の脳というストレージから、データが物理的に『削除』され始めている。


(魔法少女の力を行使したことによる、脳への過負荷?それとも、マナの変換プロセスがシナプスの結合に悪影響を及ぼしている……?いや、フィクションによくある『システムからの残酷な代償』などというオカルトじみた仮説に飛びつくのは早計です…。必ず、論理的に説明できる原因があるはず……)


 水琴は薄暗い影の中を歩きながら、ギュッと唇を噛み締めた。


 私の最大の武器は、この頭脳だ。状況を分析し、最適解を導き出し、仲間を勝利へ導くための演算能力。それこそが私を私たらしめているアイデンティティなのに。


知識が抜け落ちていく。


言葉が失われていく。


 原因不明のエラーへの恐怖が、足元が崩れ落ちるような静かな絶望感となって、水琴の胸をゆっくりと締め付けていった。


 柔らかな照明が包み込む、駅前のアンティークなカフェ。


 火燐と水琴が店のドアを開けると、清涼なベルの音が鳴り響き、いつもの角の席ではすでに時子、理子、アイシャの三人が賑やかに会話に花を咲かせていた。


「あっ、火燐ちゃん、水琴ちゃん!こっちこっちー!」


 時子が満面の笑みで大きく手を振る。


「わりぃ、遅くなった!水琴のスパルタ物理教室が白熱しちゃってさー」


「火燐さんの基礎学力の欠如が著しいため、予定していたカリキュラムに遅れが生じただけです」


 先ほどの不安を微塵も感じさせない冷徹な声色で水琴が言い返すと、理子が呆れたように笑った。二人が席に着くと、テーブルは一気に日常の賑やかさを取り戻す。


 温かい紅茶や色鮮やかなドリンクが並ぶ中、話題は今週末の予定へと移っていった。


「ねえねえ、駅前に新しくできたクレープ屋さん、すっごく美味しいらしいよ!週末、みんなで行ってみない?」


 時子が目をキラキラさせながら提案すると、すかさず理子が突っ込みを入れる。


「時子、あんたまた甘いもんか。こないだ特大パフェ食うたばっかりやろ。ウチは別にええけど、あんたのお腹の肉がどうなっても知らんで」


「むーっ!理子ちゃんひどい!ちゃんと毎日腹筋してるもん!それに新作のイチゴ大福クレープなんだよ?期間限定なんだから行くしかないでしょ!ねっ、水琴ちゃんも行きたいよね?」


「おっ、どれどれ?おー、確かにちょっとぷにぷにしてるかもな!」


「ひゃんっ!?もぉ、火燐ちゃん、急にお腹触らないでよぉ!」


 火燐が面白がって時子の柔らかいお腹をぷにぷにと突っつくと、時子は顔を真っ赤にして身をよじった。


 そんな平和で微笑ましいやり取りを経て、テーブルの視線が自然と水琴へと集まる。

水琴は手元のグラスの水滴を見つめたまま、ゆっくりと口を開いた。


「……ええ。万有引力の法則における定数Gの算出については、私も以前から再検証が必要だと考えていました。キャベンディッシュの実験装置には微小な誤差が生じる可能性が高く、その変数を考慮しない計算式は――」


ピタリ、と。


 テーブルを包んでいた賑やかな空気が、一瞬にして凍りついた。

火燐は時子のお腹を突っついていた手を止め、目を丸くしている。


「……は?水琴、あんた急に何言うてんの?」


 理子が怪訝な顔で眉をひそめた。


「い、引力……?クレープの話なんだけど……えっと……」


 時子が戸惑ったように笑いをこぼす。


(――え?)


 水琴の心臓が、ドクンと嫌な音を立てて跳ねた。


 私は今、何と答えた?時子さんのクレープの誘いに対して、なぜ一時間前の物理の授業の続きを出力している?


 入力された音声データ(クレープの話)と、出力された音声データ(万有引力の話)の間に、まったく論理的な繋がりがない。会話の文脈を完全に読み違えている。


 いや、違う。読み違えたのではない。

私の脳の言語野が、私の意志とは無関係に『誤ったファイル』を勝手に開き、無意識のうちに音声として再生してしまったのだ。


「あっ、あはは!水琴のやつ、まだアタシに物理教えるモードから抜け出せてねぇみたいだな!」


 火燐が豪快に笑って場を和ませようとするが、水琴は顔面から血の気が引いていくのを止められなかった。


 そんな気まずい空気を、ふわりと包み込むようにアイシャが優雅に微笑んだ。


「ふふっ。きっと水琴ちゃんは、期間限定のクレープの甘い誘惑という『引力』には逆らえないって、そう言いたかったのよね?独特で知的な比喩表現が、水琴ちゃんらしくてとても素敵だと思うわ」


「……っ!そ、そうです。その通りです。アイシャさんの推察の通り、私は高度なメタファーを用いたジョークを……」


「なんやそれ、わかりにくっ!水琴の冗談は難しすぎてついていけんわ」


 理子が笑いながら肩をすくめ、時子も「もう、水琴ちゃんったらびっくりさせないでよ〜!」と無邪気に笑い声を上げた。


「ふふっ。さて、週末の計画も大事ですけれど……」


 アイシャが優雅に紅茶のカップをソーサーの上に置き、ごく自然な動作で話題の舵を切った。


「いよいよ明日は文化祭本番ですね。各クラスの準備も、無事に最終調整まで終わったかしら?」


「バッチリだぜ!アタシと水琴の二Aは『本格執事&メイドカフェ』の設営完了!明日は水琴の執事姿を拝み倒してやるんだ!」


 火燐が両拳を握りしめ、熱っぽく身を乗り出すと、水琴が冷ややかな手応え(補正インナーと圧縮バンデージ)を想起させるように銀縁メガネをクイッと押し上げた。


「甘いです火燐さん。明日の私の胸元は完全防備です。……それより時子さん、そちらの二B『レトロ和風カフェ』の準備はいかがですか?」


「うんっ! 抹茶クレープの試作も大成功だったよ! 理子ちゃんの袴姿もすっごくかっこよくて、看板もバッチリ仕上がったんだから!」


 時子が目を輝かせて乗り込んでくると、理子が呆れたように笑いながら、手元のバインダーのページをパラパラとめくる。


「ほんま、時子ちゃんは試食で生クリーム顔につけてたけどな。……まあウチらの和風カフェも気合い十分やけど、一番楽しみなのはアイシャ先輩の三A『英国風ティーサロン&体験型ミステリーパビリオン』やで!」


 理子の言葉に、時子、火燐、水琴の視線が一斉にアイシャへと集まった。


「ふふ、ありがとう。教室のアンティーク調の装飾も完璧だし、手作りのスコーンも美味しく焼き上がっているわ。明日は私も『洋館の女主人』の衣装を着て、特別仕様の密室殺人事件の謎解きカードを用意して待っているからね」


 アイシャは豊満な胸元に優しく手を当て、優雅に微笑みを深める。


「見事トリックを見破れた方には、特製の『名探偵認定証』と豪華なお菓子の詰め合わせをプレゼントするわ。みなさん、絶対にお店に遊びにいらしてね」


「当たり前だろ!絶対最初のお客さんとして殴り込みかけて、一番乗りで名探偵認定証ゲットしてやるからな!」


「私も論理的思考力をフル活用して、最速タイムでの事件解決を目指します……!」


「ウチも負けへんで!理系の観察眼でトリック全部暴いてやるわ!」


 盛り上がる仲間たちを、アイシャは慈しむような温かい瞳で見つめていた。最優秀の探偵さんたちに贈る特等席を準備しておこうと心に誓いながら。


「ええ。あなたたちみんなで……絶対に、忘れられない素敵な思い出を作りましょうね」


「はいっ!私、理子ちゃんたちと一緒に行けるのが今からすっごく楽しみです!」


 時子が満面の笑顔で大きく頷くと、理子もどこか誇らしげに目を細めて優しい表情を見せ、火燐は八重歯を覗かせてニシシと笑い、水琴も静かにメガネの奥の瞳を和ませた。


――こうして、これから訪れる文化祭本番での大騒ぎと、魅惑のティーサロンで巻き起こる奇跡のひらめきへ繋がる、かけがえのないカウントダウンが始まったのだった。

 

 だが、水琴の胸の中には、氷のように冷たくて重い恐怖がまだ渦巻いていた。


(違う。やはりジョークなんかじゃない。私の認知機能に、致命的なバグが発生している。言葉がすり抜ける。文脈が消える。私が私であるための『知性』が、見えない何かに喰い荒らされている……!)


 震える手を悟られないよう、水琴はテーブルの下でギュッと拳を握りしめた。


「――あの、すみません」


 その時、カフェの奥の席から控えめな声が響いた。


 初老の優しそうな男性客が、困ったように手を挙げている。


「先ほど頼んだブレンドコーヒー、まだでしょうか?かれこれ二十分ほど待っているのですが……」


「あっ……!」


 カウンターの奥でグラスを拭いていたカフェのお姉さんが、ハッとして顔を上げた。


「も、申し訳ありません!ただいま急いでお持ちします!本当にごめんなさい!」


 お姉さんは血相を変えて頭を下げると、慌ててコーヒーメーカーのスイッチを入れた。


 数分後、男性客に平謝りしながらコーヒーを提供し終えたお姉さんが、水琴たちのテーブルへとやってきた。その手には、追加の水の入ったピッチャーが握られている。


「お水、注ぎ足すわね……。はぁ、本当にごめんなさい。なんだかお見苦しいところを見せちゃったわね」


 お姉さんは困ったように眉を下げて、苦笑いを浮かべた。


「どんまいどんまい!お姉さんでもそういうことあるんだねー」


 時子が明るく励ますと、お姉さんは少しだけ寂しそうに目を伏せた。


「なんだか最近、私おかしいのよね。さっきお客様から注文を聞いたばかりなのに、ふとした瞬間に、まるでお水にインクが一滴落ちて溶け去ってしまうみたいに、記憶がぽっかりと抜け落ちてしまうことがあって……。メモを取ろうとしても、ペンを持った瞬間に『あれ、何を書くんだっけ』って。本当に、嫌になっちゃうわ」


 お姉さんは自分のこめかみを軽くトントンと叩きながら、自嘲気味に笑った。


 先ほどアイシャが口にした『忘れられない素敵な思い出』という言葉が、まるで呪いのように水琴の脳裏に反響した。


 インクが水に溶けるように、記憶がぽっかりと抜け落ちる。


 それはまさに先ほど、自分が教室で、そしてこのテーブルで体験した『空白』の感覚そのものではないか。


 隣に座る火燐の治らない傷と、お姉さんの治らない指の傷。


 そして今度は、私の欠落する記憶と、お姉さんの抜け落ちる記憶。


(偶然の一致?いいえ、確率論的にこんな都合の良いエラーが重なるはずがない。私たちの身に起きているバグと、このお姉さんに起きている現象。その二つの間に、もしも見えない数式が成り立っているのだとしたら……)


 水琴が息を呑んでお姉さんの背中を見つめたその時だった。


 お姉さんがカウンターの奥へと戻っていくその足元にある、アンティーク調の棚に飾られた無数の動物のぬいぐるみたちが、一斉にこちらを見ているような錯覚に陥った。


 縫い付けられたはずのガラス玉の瞳が、薄暗い照明の中で濡れたように光を放ち、水琴の顔をじっと見据えている。


『お前ノ知性モ、記憶モ、全テ削リ取ッテヤル』


 そんな声なき声が、脳内に直接響いた気がした。


 狂い始めた歯車は、もはや止まることを知らない。


 少女たちの輪郭を静かに、しかし確実に削り取る見えないシステムは、次なる獲物へとその冷たい牙を剥き出しにしていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

水琴さん!火燐に対してその説明は難しすぎます。円周率をそんなに覚えているなんて…私は3.14159まででした。まぁ私にとっても水琴の説明理解するのに苦しみのた打ち回りますけどね( ー`дー´)キリッ

何か不穏な展開になりつつある空気となっていきました。

魔法少女たちの運命が今後どうなっていくのか、ぜひ見届けていただけると幸いです!


【読者のみなさまへのお願い】

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次回、第十三話もどうぞよろしくお願いいたします。

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