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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
友達役《樹》
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第十一話

学園長の兄


偽魔王が(物理的に)凍ってる。これ絶対弟の仕業だよな?


『あ、兄さん!いいところに。偽魔王を倒して!』


「えええ。いやだよ。これ絶対、このままでも大丈夫でしょ」


『掛け直すのは面倒なんだ』


マジか。というか、お前の魔法なら百年はもつだろ。

百年は結構長いと思う。


「はあ、しょうがないか。くそっ」


偽魔王が燃え上がるイメージをする。偽魔王が燃えた。


『って、おい、これじゃあ、燃え移るだろ』


あ、雪が降ってきた。偽魔王はもう灰になったし、いいけど。この炎を止めるためには、ブリザード級にしないとだめだ。


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