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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
122/259

51.密偵見習いは料理を教える⑨

ちょっと長くなっちゃいました携帯スマホの方すみません<(_ _)>

「さてどうしようか…」

結局あれから全員体調不良(内1名怪我)の為5日程学園を休んでいる

結局指導役は見つかってない上に猪男が加わったので余計手が回らなくなった。何とか5日の間に見つけたいが家庭科の先生はダメだったし他に心当たりもないので、学園をうろつきながら手当たり次第声をかけているが状況は芳しくない。ただでさえ料理上手は引っ張りだこの上に相手が王女という事で断られるばかりだ

今日も学食の前を通りかかると騒がしい声が聞こえてきた

「お願いです!材料を分けて下さい!」

「料理の練習が出来ないんです!」

「もうあんなことしません!反省してます、謝りますから~~」

男子生徒が3人学食のコック達に縋りついてる

「うるさい!お前らのせいで彼女に振られたんだぞ。春の参観で貴族の目に留まるよう2カ月かけて新作メニュー作ったのに!苦労をパァにされた挙句『甲斐性無し』と言われた俺の気持ちがわかってたまるか~~(>_<)」

思い出した。参観日のお花畑(男)共か

確か実家から勘当されたが用務員になる事で辛うじて退学だけは免れた筈だ

「大体今回の内容が調理実習なせいでよほどインパクトのある料理じゃないと目立たないんだ!皆で頭を悩ませてるところなのにお前らに構ってられるか、出てけ!!」

「「「ギャッ!!」」」

3人は尻を蹴られて放り出された

見ていたら目があってしまった

(マズイ)

慌てて目をそらす。厄介事の予感がした

「頼むそこの人!材料を分けてくれ!!」

「何でもするから~~」

「ただし出世払いで」

反省してるのかしてないのか分からない感じだ

「お断りします」

そう言って立ち去ろうとすると3人がかりでしがみついて来た

「「「頼む行かないでくれ!!!!」

「行くに決まってるでしょう」

さすがに3人がかりは重いが、厄介事は御免だ

そのまま引きずって歩く

「こんなに頼んでるのにヒドイぞ!(>_<)」

「ヒドイのは貴方たちの頭です」

入院するほど痛めつけた相手に縋りつくなど良くできたものだ

「春の参観日の件を怒ってるのか?俺達も反省したんだ、だからチャンスをくれ!(>_<)」

「反省した人間は被害者に縋りついたりしません」

引きずりながら会話してると周りがヒソヒソしている。また変な噂が立つんだろうが今はこっちが大事だ

「参観日を台無しにしたのは悪かったが半年も根に持つことないだろう!俺達に何か恨みでもあるのか!?(>_<)」

「ありまくりです」

入院するほど~以下略だ

「「「???」」」

3人揃ってキョトンとした顔で互いを見る

「誘拐した挙句入院するほど痛めつけておいて人に縋りつくとか良くできますね」

「「「………………あ!!」」」

ようやく思い出したようだ

すると3人が私から離れていきなり目の前で土下座しだした

「済まなかった!あの時は本当にどうかしていた」

「この半年で自分のバカさ加減が良く分かった、後悔してる」

「怒って当然だ殴ってくれていい!」

「………」

この態度…少しは反省したようだ

「許します。顔を上げて下さい」

すると3人は申し訳なさそうな顔で私を見上げる

「本当にいいのか?」

「殴ってくれていいんだぞ?」

「半年も前の事で殴るほどの怒りはありません。結局王女も無事だったし…反省してると言うなら行動で示して下さい」

そう言って3人を立たせる

「ありがとう」

「感謝する」

「何でも言ってくれ」

3人は晴れやかな顔で言う

「じゃあ許したしこれでいいですね。それじゃあ(´-ω-`)」

そう言って立ち去ろうとすると3人が肩をつかんで引き留める

「ちょっと待った!(;゜Д゜)」

「ここは和解して協力し合うところなんじゃないのか?(;゜Д゜)」

「何で立ち去るんだ!(;゜Д゜)」

「許すとは言いましたが協力するとは言ってません。助ける理由もないでしょう(´-ω-`)」

「いやほらそこは勘当されてアテがない人間を助けようとか…(;´・ω・)」

「思いません(´-ω-`)」

むしろ私が助けを探してるのだ人を助ける余裕はない

「可哀相とか気の毒とか思わないのか!?(;゜Д゜)」

「自業自得だと思いますね(´-ω-`)」

「何て血も涙もない奴だ!(;゜Д゜)」

「理由も利益もなく無償で人助けするような頭のおかしな人よりはマシです(´-ω-`)」

そういって手を振り払うと今度は腕をつかんで引き留められる

「り、利益ならあるぞ(;゜Д゜)」

「少しは料理できるぞ!勘当されてから自炊だったからな(;゜Д゜)」

「…………」

思わず考えこむ

(確かに当てもなく探し回るよりは…)

「分かりました。まずは腕前を見せてもらってそれで役に立つようなら手伝ってもらいます。役立たずだったら遠慮なく放り出しますよ?」

「あぁ構わない!」

「思う存分使ってくれ!」

「材料貰えるなら何でも!」


こうして3人の指導役(と言う名の下僕)を拾った



密偵見習いは今日も対人運が悪いです












アテが見つかってよかった(*´Д`)ホッ

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