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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
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51.密偵見習いは料理を教える③

目の前の光景を見ながら私は遠い目をする

どうしてこうなったんだろう…

家庭科室の天井を見上げながらこれまでの事を思い返す


~アイリスの回想~


結局王女はまともに卵を割る事が出来なかった…時間切れなので続きは翌日家庭科室にて行う事となった

ちなみに割った卵は学園に持っていけないのでレナさんに渡したら翌朝見事なオムレツなったそうだ(王女談)

授業を終えて放課後さっそく家庭科室に向かおうとする

「昨日は卵を割れるようになったし大分進歩したと思うの(*^▽^*)今日は見事なオムライスを作って見せるわ」

「いえ進歩じゃなく退化です(´-ω-`)」

得意気に言う王女にツッコミを入れる

(今日こそはまともに卵を割れるようにしないと…)

期間があるとはいえ無限ではないのだ、このままでは間に合わない


「待ちなさい!」

後ろから声がかかった

振り向くとお馴染みのチューリ嬢達がいた

「話は聞いたわよ、オムライスを作るんですってね。ずいぶん料理に自信があるようね(`・ω・´)」

腕組みしながらチューリ嬢が言う。今日は特にエラそうだ

「作るのは王女だし私は指導するだけです(´-ω-`)」

「そんなに得意ならアイリス、貴方に私に料理を教える名誉をあげるわ。感謝なさい、オーホホホ(*^▽^*)」

「「私達も名誉をあげるわ、オーホホホ(*^▽^*)」」

「凄いわアイリス名誉ですって(*´ω`)」

「……いいからサッサと行きましょう」

高笑いしてる3人を無視して王女を引っ張っていく

「無視するんじゃないわよ!!(# ゜Д゜)」

目ざとく気づいたチューリ嬢が引き留めてくる

「じゃあハッキリ言います、お断りします。さぁ王女早く行きましょう」

3人がポカーンとしてる間に王女を連れて行く

「ま、待って!行かないで!他に料理上手な知り合いがいないのよ!!( ゜Д゜)」

「授業参観で恥ずかしい成績を取るわけにはいかないんです~~(>_<)」

「調子に乗ってゴメンナサイ~~(>_<)」

我に返った3人がしがみついてくる………重い

ふと気づくと周囲の生徒がこちらを見てヒソヒソしている…マズイまた変な噂が立ってしまう

「分かりましたからしがみつくのはやめて下さい」

結局根負けし5人で家庭科室に向かう事になった


「ところで3人は何を作るつもりなんですか?」

家庭科室に向かう途中聞いてみる

「「「キッシュよ(`・ω・´)」」」

「………」

どうして貴族令嬢は実力に見合わない料理を作りたがるのか

「わぁ美味しそうね~~(*^▽^*)」

呑気に言う王女を見て「まぁオムライスよりはマシか…」と諦めた


家庭科室に着き早速準備をする

「それで3人はどれくらいの事ができるんですか?」

まずは3人のレベルを知らないと何もできない

「卵は割れるようになったんだけど、そこから先が…(;´・ω・)」

「私と同じレベルね(*^▽^*)良かったわ仲間が出来て」

「何ですって!アンタ卵が割れるの!?(;゜Д゜)ハッタリじゃないの!?」

「ムリかと思ってました…('ω')」

「意外ですね…(;´・ω・)」

王女が胸を張って言うと3人に驚かれた

「む~~そんな事ないもの(>_<)手本を見せてあげるわ!行くわよアイリス!」

「ハイハイ(´-ω-`)」

そう言って王女が投げつけてきた生卵をボウルで受け止める

「ホラ割れたわ(*^▽^*)後は殻を取り除くだけよ~」

「そんな割り方で何勝ち誇ってるのよ!!(;゜Д゜)」

「自分1人で割った訳じゃないですしね…(;´・ω・)」

「そもそも投げて割るとか正しい割り方じゃないですしね('ω')」

良く言ってくれたその通りだ

「え~~そんな~~(>_<)」

「仕方ない、アンタに正しい卵の割り方を見せてあげるわ!行くわよ2人共(`・ω・´)」

「「はい!」」

そう言って3人はそれぞれボウルの中で生卵をフォークの柄で割り始めた

ガッ!ガッ!

あっという間に卵は割れた……殻と一緒に

「どう?これなら卵も飛び散らず1人でも割れるわ(*^▽^*)」

「凄いわチューリさん~~(*^▽^*)」

「フフン今頃私の凄さがわかったようね(*^▽^*)」

「…………」

得意気に言うチューリ嬢と尊敬のまなざしを送る王女

(前言撤回、王女と同レベルがここにもいた…)


~回想終了~


現実逃避しても仕方ない…天井から顔を戻すと相変わらず4人が卵割りではしゃいでた

「フォークで割るって便利ね~思いつかなかったわ~(*^▽^*)」

「これなら殻も取りやすいし一石二鳥ね(`・ω・´)」

「さすがチューリ様ですね(*^▽^*)」

「これならきっと料理も楽勝ですね(*^▽^*)」


ガッ!ガッ!

ガッ!ガッ!


頭痛がしてきた…頭を抱える

(私1人でこれを教えるのか…?)


その後時間いっぱいまで粘り何とか4人に正しい割り方を覚えさせました



料理下手な乙女達は今日もマイペースです








次回アイリスに助っ人参上…?

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