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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
112/259

50.密偵見習いは眩暈を起こす

GL表現あり注意

~アイリス視点です~


「………?」

いつものように登校すると周りの様子がおかしい。こちらを見てやたらヒソヒソコソコソされるのだ

「あら~何だか注目されてる気がするわ~~(*´ω`)」

「気がするではなくされてます」

王女を見てるのか?いや視線があうと顔をそらされる…原因は私のようだ

教室に入っても変わらない…とりあえず分からないなら聞こう

「おはよう。ちょっといいかしら?」

机に鞄を置いて側にいた女生徒に声をかける

「お、おはよう。想像つくけど何かしら?(;´・ω・)」

女生徒が逃げ腰で聞いてくる。まるで取って食われるみたいでちょっと不愉快だがハッキリさせたいので我慢する

「何だか周りの様子が変なんだけど…何が原因か教えてくれないかしら?」

これだけコソコソしておいて知らない筈はないだろう、尋ねると意外にもあっさり教えてくれた…目線をそらしながらだが

「え、え~と、あなた先週王女様の事でチューリさんと言い争ったでしょう?(;一_一)」

「あぁ。まぁ確かにちょっと言い合いはしましたね」

まさかその件で「貴族令嬢を虐めた」とか言われてるのか?

「その後王女様が男生徒と出て行ってその後を追いかけようとしたでしょう?(;一_一)」

「そうですね」

護衛だし当然だ

「それをチューリさんが「行かないで」とか言ってすがって来たでしょう?(;一_一)」

「……?ちょっと変わってますがまぁ大体そんな感じですね」

正確には「行かせない」だが

「その後も「私も連れて逃げて」とか言っていたでしょう?(;一_一)」

「正確には「私も連れて行って」です」

何だか嫌な予感がするので訂正しておく

「あらそうなの?でも結局連れて行ったでしょう?それもお姫様抱っこで(´・ω・`)」

「………まぁそうですね」

嫌な予感が強まるが事実なので否定できない

「それでね。それを見ていた人達から噂が立って…(;一_一)」

「……………どんな噂です」

凄く聞きたくないけど聞かないとヤバイと思う

「あなたと王女様が恋仲でこっそりチューリさんとも股がけしていて、それを知ってショックを受けた王女様が男生徒と駆け落ちして後を追おうとしたらチューリさんが「捨てないで!私も連れて逃げて~」と言って結局2人で愛の逃避行に旅立ったと……(;一_一)」

眩暈がした。何だそれは

「デマです!!!!」

「え、でも王女様を追ったりチューリさんをお姫様抱っこで連れて逃げたりしたんでしょう?(;´・ω・)」

「それは事実ですが愛じゃありません、護衛としての任務です!!」

ここできっちり言っておかないと定着してしまう何としても今のうちに払拭せねば!!

「でもお姫様抱っことか…(;´・ω・)」

「人1人抱えて走るのに1番楽な運び方だからそうしただけです!それ以外の意味はありません!」

「そ、そうなの…?(;´・ω・)」

「そうです!」

押し切られたら負けだ、ハッキリ言わねば!ついでに大声で周囲にも聞こえるよう会話する。

その甲斐あってかもう少しで納得してくれそうな時にすべてをぶち壊す嵐がやって来た


「アイリス!アンタのせいよ!責任とりなさい(# ゜Д゜)」

チューリ嬢が大声で教室に飛びこんできた。そのままこちらに向かって来る

「アンタがお姫様抱っこなんかするから変な噂がたっちゃったじゃないの!(# ゜Д゜)」

よりにもよってこのタイミングで来るか!

内心舌打ちする

「それを言ったら人にしがみついて「私も連れて行って~」なんて言うのが悪いんでしょう!?ご要望通り連れて行っただけです。それと今大事な話をしてるんです、邪魔しないで下さい!!」

反論するが興奮したチューリ嬢は聞かない

「そもそもアンタが追わなけりゃ良かったのよ!!(# ゜Д゜)」

「だから護衛が離れるわけにはいかないでしょう!!!」

いい加減イライラする。自然と声も荒くなってきた…そこに追加爆弾が来る

「え!アイリスチューリさんとも恋仲だったの!?(;゜Д゜)じゃあケイジュ様は~~?」

王女が余計な発言をしてくる、そこに女生徒が食いついた

「え、何それ!?アイリスさん王女様とチューリさん以外にも股がけしてたの!?(;゜Д゜)」

さらに騒ぎを聞いた他の生徒も乱入してくる

「え!ケイジュ様とも!?スゴイ関係だなぁ~~(;゜Д゜)」

「いやまてさっきチューリ嬢『責任とれー』って言って来たよな?女が恋人に『責任とれー』って言うのは1つしかないよな(;´・ω・)」

「「「「「うわ~~~~(;゜Д゜)」」」」」

気づけばクラス中が呆れと驚愕の表情でこちらを見てる

「え~と、あの…もしかして入るタイミング悪かった?(;´・ω・)」

チューリ嬢がおそるおそる聞いてくる

「えぇとっても(=_=)」

こうして噂は「私が王女と恋仲でケイジュやチューリ嬢に浮気した挙句チューリ嬢を孕ませ王女はショックで男に走りチューリ嬢から慰謝料と結婚を迫られている」と定着してしまった………気絶したい



学園の野次馬たちは今日もとっても平和です





どうしてこうなった…"(-""-)"byアイリス

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